月刊警察2008.7月号
特集1
「犯罪捜査規範の一部を改正する規則」の制定について犯罪捜査規範の一部を改正する規則(平成20年国家公安委員会規則第5号)が1月3日に国家公安委員会において決裁、4月10日に公布され、一部を除き即日施行された。本稿では規則の趣旨等について解説する。
特集2
改正遺失物法の施行について(前編)〜取扱い状況と今後の運用〜
旧遺失物法(明32法87)は、平成18年法律第73号により全部を改正され、平成19年12月10日から施行された。
内容は、物件の早期発見・返還を図るため都道府県警察の管轄区域を越えて遺失者を探す仕組みを構築すること、時代の変化や物件の種類に応じた合理的な取扱いの仕組みを構築すること、施設占有者の負担軽減を図ること等を内容とするものであり、旧法の基本的な枠組みは維持しつつ、遺失物の取扱いの合理化を図るとともに、国民サービスの一層の向上を図ることを目的としてしたものである。
警察官のための憲法講義(休載)
著者の都合により休載いたします。警察行政法入門(第5回)
第1章 行政手続の適正さと透明性の確保(続き)1〜3(前号までに掲載)
4 行政機関個人情報保護法
5 個人情報保護法
コラム OECD8原則
警察官のための実務刑法講義
【第5講 窃盗の罪(その2)】窃盗罪における「不法領得の意思」及び窃盗罪の既遂時期、また他罪との関係等
1 財産罪の体系
2 窃盗罪(235条)の成否
(1)〜(4)(前号に掲載)
(5)実行の着手と既遂時期〜未遂犯 3 幇助犯
実務のための捜査手続法ノート
【第5回 捜索・差押えの解説】1 物的証拠の収集方法ての捜索・差押え
2 捜索・押収と令状主義
3 捜索差押許可状の記載要件
4 捜索・差押えの対象
5 郵便物
6 公務や業務上の秘密に関する文書