月刊警察2009.2月号

■予算執行調査
財務省が各省の予算執行に無駄がないかを点検する調査。2002年開始。今年度は「予算執行調査室」を新設し担当職員35人で、14省庁・機関、56事業を調査したところ、すべてにおいて無駄が見つかった。文部科学省「『学びあい、支えあい』地域活性化推進事業」など5事業は一部廃止や他事業との統合、また割高な契約や入札のある24事業に見直しを求めた。財務省は調査結果を来年度予算に反映、効率化で浮いた額を発表することにしている。

■ストリートビュー
インターネット検索大手のグーグルが2007年5月にアメリカで開始、昨年8月から日本でも提供を始めたサービス。地図サイトの機能で住所などを指定すると、同社が公道から全方向撮影した風景画像を無料で見ることができる。現在は東京、札幌など12都市に対応しており、今後地域を拡大する方針。通行人の顔や車のナンバープレートなどはぼかしてあるが、特定できる場合もありプライバシーに関わるとの批判も多い。同社はプライバシー侵害や公序良俗に反する画像削除を画面から依頼できるようにし、通報者と相談しながら対応する姿勢を見せている。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)