月刊警察2010.10月号
次第に秋の気配が感じられるようになりました。ついこの前までは,あまりの暑さにうんざりしていたというのに,いざ秋かと思うとなぜか物悲しくなるのは,身勝手というものでしょうか。読者の皆様は,この秋,どのような充実した時間を過ごそうとお考えですか?
秋支度,というわけではないのですが,私は過日,自分の部屋の大掃除をしようと決心しました。まずは,フローリングの上に敷いてあるラグ(といっても木綿の薄い敷物ですが)を剥ぎ,初めて洗濯をしました。さすがに乾くまでには日数を要することとなりましたが。その間,入居以来見る素のフローリングが新鮮で,狭い部屋が広く感じました。机,カラーボックス,テレビ台を動かし,普段は見えない所にたまったほこりを吸いました。そして,ラグを敷くのに合わせて家具の配置換えもしてみました。たったこれだけで,なぜか気分一新,心もすっきりしたように感じられるので不思議です。きっかけを作る行動の大切さを知りました。
気分一新といえば,警察官には異動が付き物です。異動のたびに気分を一新しつつ,新たな職務に使命感に燃えて取り組んでおられるものと拝察いたします。
小社も新年度を迎え,組織変更・フロアの配置換えがあり,新体制が始動しています。私も新たな気持ちで小誌に取り組んでまいりますので,お引立てのほど,よろしくお願い申し上げます。
(S)