スコットランド独立運動

グレートブリテン島の北部に位置するスコットランドは，18世紀初頭まで独立した王国だったが，19世紀に入り南部を支配していたイングランド王国や周辺国と合併。スコットランドの名称は，地域名又は行政区分として扱われている。

独立を求める声は古くからあったが，20世紀半ばに北海油田の開発が進んだことをきっかけに，より顕著になったといわれる。

昨年のスコットランド議会で，イギリスからの分離・独立を主題とする白書が発表されたことから，その構想及び独立の是非をめぐる動向が具体化。今年９月には独立の是非を問う国民投票が実施され，投票率は88％を超えた。開票の結果，独立賛成が約45％，反対が約55％で，独立は見送られる形となった。

未承認薬

薬事法に基づく製造販売承認を得ていない医薬品のこと。医薬品の製造販売には，国ごとの規制当局による承認が必要となる。日本では厚生労働省，米国では食品医薬品局（Food and Drug Administration）が該当し，その承認がなければ市場に流通させることはできない。日本では，国外で既に承認され使用されている医薬品が，承認の遅れにより使用できない状況も多くみられる。

今年半ばから西アフリカで流行し多数の死者を出しているエボラ出血熱に対し，有効な治療法，治療薬が確立されていない中，効果が期待できるとされる医薬品がいくつか見いだされ，承認が急がれている。

なお，米国の「ZMapp」は臨床試験前の段階だが，日本の「ファビピラビル」は，国内において特殊条件を付した上で承認されている。

JKビジネス

「JK」とは女子高校生の略語で，少女と密に接することができる点を付加価値としたサービスの総称。女子高校生の制服風の衣装を着た店員が，リフレクソロジーという簡易マッサージを行う「JKリフレ」や，一緒に街を歩きカラオケボックス等に行く「JKお散歩」等の形態がある。

表面上は風営適正化法の適用を受けないため，手軽に高収入を得られるとして，18歳未満の少女を含む高校生が多く従業している。しかし実態は性産業に近いものであり，少女売春その他の犯罪の温床になるとの指摘もある。

米国国務省が，各国の人身売買の実態について今年まとめた年次報告書には，「JKお散歩」が性的接触を目的とした人身売買の例として取り上げられた。また，警察は昨年４月以降，こうしたビジネスに従事する未成年の女子従業員を補導の対象としている。