創刊半世紀の月刊誌
2007年5月号
A5判 128頁
内容見本


ISSN 0286−8490
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創刊半世紀の“捜査専門誌”が生まれ変わりました!
〈特色1〉 擬律判断に役立つ事例紹介や実戦的な判例解説を多数掲載!
〈特色2〉 法改正や新法の解説など必須の情報をいち早く提供!
〈特色3〉 「捜査力」と「教養」の向上を図るため、警察官・検察官らによる随想や幹部教養のための論文など、内容をさらに充実!
〈特色4〉 読みやすさ、分かりやすさを追求し、視覚的要素を一新。A5判化!
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シリーズ第3弾では、「取調べ」のほか、近年の重要論点として、「被害・犯行再現状況書証の証拠能力」、「接見交通」、「防犯ビデオ」などに関する判例を、捜査実務に即して徹底解説します。

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第2弾「任意活動・任意捜査、逮捕・押収、自首、接見交通、訴因の特定編」
第1弾「捜索・差押え、違法収集証拠排除法則編」

第4弾で取り上げてほしいテーマがございましたら、 police-law@tokyo-horei.co.jp までお寄せください。
2007年 5月号<目次
【今月の特集】
被害者連絡実施要領の改正及び「被害者の手引」モデル案の改訂の概要について
 都道府県警察では、従来から、犯罪被害者に対し、捜査状況の連絡を行うなど、情報提供が推進されてきましたが、平成17年12月に閣議決定された「犯罪被害者等基本計画」を受け、犯罪被害者に対する情報提供を一層推進するため、被害者連絡実施要領の改正が行われることとなりました。
 ここでは、被害者連絡実施要領の改正及び「被害者の手引」モデル案の改訂の内容について概説します。
警察大学校における警部任用科教養の見直しについて
 「警部任用科」は、警察幹部育成のために極めて重要な教育訓練と位置付けられていますが、大量退職時代において精強な第一線警察の構築を図るため、従来の教養期間及び内容が見直されることとなりました。
 ここでは、警察大学校における警部任用科教養の見直しの背景や基本的な考え方、見直しの概要について紹介します。
インターネットの違法・有害情報から子どもを保護するために
〜携帯電話のフィルタリングを中心として〜
 インターネット上の違法・有害情報に子どもが触れることにより、事件の被害者・加害者となってしまうケースが多発しています。
 ここでは、違法・有害情報や携帯電話がもたらす弊害について述べた上、違法・有害情報等の現状と携帯電話におけるフィルタリングなど取組み強化の方向性について解説していただきました。
【好評連載中】
マネーロンダリングとマネーロンダリング対策の基礎−国際的潮流と我が国の対応−(第3回)
 前警察庁刑事局長の岡田薫氏が、我が国のマネーロンダリング対策法制について、アメリカ・スイス等のマネーロンダリング対策先進国での展開や国際機関等の動きを踏まえて、分かりやすく基礎知識を解説します。
 今月は、「国際機関等の動き(国際連合、FATF)と我が国の対応」について、「国連麻薬新条約・FATF『40の勧告』と麻薬特例法におけるマネーロンダリング罪の創設」「FATF『40の勧告』改訂と組織的犯罪処罰法」を取り上げます。
危機管理とリスクマネジメント(第3回)
 著者の上野治男氏は、警察庁・外務省・内閣官房・防衛庁等において危機管理・リスクマネジメントがらみの要職を歴任し、現在は大学で教鞭を取っておられます。本連載は、組織のリーダーが危機管理の意識を涵養・習得できるような事案を選び、当時の担当者間のやりとり等も交えて書き下ろした随想です。
 今月は、「ダッカ日航機ハイジャック事件とモガデシオ・ルフトハンザ事件」を取り上げます。
実例捜査セミナー
現職検事が実例に基づき、捜査上の留意点を紹介する人気コーナー。今月は、
・「モデル」をキーワードにした悪徳商法について、特定商取引に関する法律違反として処理した事例
・ある傷害事件の捜査・公判について−無罪判決の教訓−
・児童買春等処罰法違反、児童福祉法違反の捜査について
の3本を紹介します。
「ポイント整理 実務のための刑法各論ノート」(第24回)
 現場執行力の強化に直結する待望の連載。刑法及び関連する特別刑法の中から、警察官の実務で取り扱う頻度が高い事案について「擬律判断のポイント」をまとめました。
 今月は、「賄賂罪」を解説します。
実務編 <捜査実務に役立つ事例紹介、法改正情報など>
【捜査実務】
被害者連絡実施要領の改正及び「被害者の手引」モデル案の改訂の概要について
警察庁刑事局刑事企画課 柴田 純

警察大学校における警部任用科教養の見直しについて
警察庁長官官房人事課課長補佐 齋藤次郎

マネーロンダリングとマネーロンダリング対策の基礎(3)
―国際的潮流と我が国の対応―
前警察庁刑事局長 岡田 薫

<ポイント整理>実務のための刑法各論ノート
 第24回 賄賂罪
弁護士 布野貴史

海上保安事件の研究(第25回)
呉大学社会情報学部教授・海上保安大学校名誉教授 廣瀬肇

インターネットの違法・有害情報から子どもを保護するために
 〜携帯電話のフィルタリングを中心として〜
警察庁生活安全局少年課課長補佐 菊澤信夫

【実務に役立つ判例】
国家賠償請求事件の裁判例からみた警察活動をめぐる諸問題(第32回)
国賠訴訟判例研究会

【実例捜査セミナー】
「モデル」をキーワードにした悪徳商法について,特定商取引に関する法律違反として処理した事例
東京地方検察庁検事 平光信隆

ある傷害事件の捜査・公判について―無罪判決の教訓―
横浜地方検察庁検事 平野寿夫

児童買春等処罰法違反,児童福祉法違反の捜査について
東京地方検察庁検事 武井聡士

【コラム】
危機管理夜話(第26回)
元警視総監・エッセイスト 吉野準

文献紹介(第145回)
 『刑事訴訟の目的』
評者 明治大学法科大学院教授 清水真

Book Land
 『ミハスの落日』『水上のパッサカリア』
捜査に役立つ! 英語
捜査関係ファイル 3月のできごと
※ 「事例に学ぶ 交通事故事件捜査」「ハイテク犯罪の捜査」は休載いたしました。

論壇・随想編 <「捜査力」と「教養」の向上を図るための論壇、随想など>
【論壇】
危機管理とリスクマネジメント(第3回)
 ダッカ日航機ハイジャック事件とモガデシオ・ルフトハンザ事件
上野治男

インクのしずく(第97回)
 なぜ死刑でないのか
 死刑執行の滞り
白鴎大学法科大学院長・法学博士 土本武司

【随想】
吾、勁草たり得ず(第25回)
 日々是修行
 ―盛り場等における犯罪対策(その二)―
元警視庁池袋署長 黒木正一郎

実録・事件捜査と人間模様(第31回)
 嘆きあれこれ(その14)
元茨城県警察刑事部・生活安全部参事官 菊池興安


捜研雑感
 『近年の文書鑑定工学』『明治・大正時代の筆跡鑑定』
文書鑑定人 吉田公一


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