【新連載 最新刑事判例研究(第1回)】
■薬物密輸事犯の故意の認定と経験則(最1小決平成25年10月21日裁時1590号2頁)
首都大学東京法科大学院教授 前田雅英
【最新・判例解説(第20回)】
■監禁罪について、客観的に監禁行為が継続しているにもかかわらず、故意が途中でなくなるという事態は通常想定し難い旨判示するとともに、監禁継続中に強姦が行われる場合、姦淫の際の暴行・脅迫は通常の場合に比して程度の弱いもので足りると判示した事例(東京高裁判決平成25年12月3日(高検速報(東京3515号)))
法務省刑事局付 檞 清隆
【実例捜査セミナー】
■母親が生後1か月の第三子を殺そうとした殺人未遂事件において量刑が問題となった事例
前東京地方検察庁検事 小松聡美
■トラックの暴走による自動車運転過失事件において,その原因を究明し,過失の各要件ごとに捜査を進めて事件処理に至った事例
東京地方検察庁検事 高宮英輔
【間接証拠による事実認定上の諸問題(第15回)】
■暴力団等の反社会的勢力による口座開設詐欺事件
最高検察庁検事 城 祐一郎
【わかりやすい交通事故の捜査(第31回・最終回)】
■第7章 実況見分調書の作成(その3)
警察庁指定広域技能指導官(交通鑑識) 澁澤敬造
【検証 サイバー(ハイテク)犯罪の捜査(第75回)】
■クラウド時代のビッグ・データ捜査(総論・前)
NPOデジタル・フォレンジック研究会(IDF)会員 大橋充直
【事例に学ぶ 交通事故事件捜査(第67回)】
■鑑定困難な二輪車事故の速度解析について
(株)知能自動車研究所、警察大学校講師 山崎 俊一
【捜査官のためのデジタル・フォレンジック入門】
■第10回・クラウドストレージ
フォレンジックインベスティゲータ・公認不正検査士 大徳達也
【海上保安事件の研究(第77回)】
■イージス艦「あたご」、漁船「清徳丸」衝突事件(後編)
広島文化学園大学社会情報学部特任教授、海上保安大学校名誉教授 廣瀬肇
【元検察官のキャンパスノート(第52回)】
■-酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律-保護と検挙との関係
元法務総合研究所研修第二部教官 須賀正行
■文書鑑定における鑑定書の問題点と判例の内容に関する考察(第8回)
元警察庁科学警察研究所附属鑑定所長 吉田公一
【文献紹介(第196回)】
■『実務体系 現代の刑事弁護2 刑事弁護の現代的課題』(後藤昭・高野隆・岡慎一 編著、第一法規)
評者:明治大学法科大学院教授 清水真
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