Valiant2007.3月号

なんとも痛ましい事件が起きました。街の交番勤務の「正義感が強い」警察官が、踏切に入り込んだ女性を助けようとして、電車にひかれ重体となっていましたが、亡くなられました。
報道によれば、現場は、交番の前の危険な踏切であり、この警察官は、事故が起きないように人一倍注意して警戒しており、住民から慕われているとのことでした。そんな責任感の強い警察官だから、自殺しようとしたその女性を救おうと懸命な努力をしたのですが、件の結果になってしまいました。優しく正義感が強いこの警察官を、街の誇りと思っていいのではないでしょうか。
ただ、非常通報装置はあったが、乗客・駅員があまりいない時間帯で、このボタンが押されていませんでした。事故が起きないように設置された装置が活用されていれば、事態はもっと変わっていたのではないかと悔やまれます。
優しい正義感の強い警察官は、全国にもたくさんいらっしゃいます。私たちの生活の安全を守っていただいている警察官に感謝したいと思います。
亡くなられた警察官のご冥福をお祈りいたします。