Valiant2007.5月号

11年ぶりに気象庁の「予報用語」が改訂され、10月ごろから使われます。
気象庁では予報を出す際、一日を3時間ずつ八つに区切って表現していますが、今回はそのうちの「午前3時ごろまで(0〜3時)」が『未明』に、「朝のうち(6〜9時)」が『朝』に、そして「宵のうち(18時〜21時)」が『夜のはじめごろ』に改訂されました。
『夜のはじめごろ』といわれてピンとくるでしょうか?逆に『宵のうち』が使われなくなると思うと寂しく感じます。「何時ごろのこと?」なんて、ちゃんと答えられる人は少ないかもしれませんが、情緒のある日本語がまた一つ消えていく気がして残念です。
一日の仕事が終わって、一杯飲み始めたころが『宵(酔い)のうち』なんて洒落てみたりしたものですが……。
運転する方は駄目ですよ。未だになくならない「飲酒・酒気帯び運転」。洒落じゃ済みません。「飲んだら乗るな」「乗るなら飲むな」を肝に銘じてください。
さて、もうひとつの新用語は『猛暑日』。最高気温が35度以上の日のことです。見ているだけで汗をかきそうな用語です。
今年は何回使われるんでしょうか? 暑さに弱い私としては一回も使われないことを祈ります。(HM)