Valiant2007.7月号

■準空気銃
圧縮した気体の圧力を利用して弾丸を発射し、人を傷つける恐れがある銃。1mほどの距離から直径6mmのプラスチック弾を発射すると、アルミ缶を貫通する威力をもつ。昨年8月の銃砲刀剣類所持等取締法改正により所持が禁止され、違反すると1年以下の懲役あるいは30万円以下の罰金が科される。
改正前に出回っていた空気銃は約450万〜500万丁とみられ、そのうち準空気銃に当たるものは約80万丁と推計される。警察庁は改正法施行から6か月を経過期間とし、廃棄や威力を弱める改修を行えば罪を問わないとしていたが、メーカーが改修したのは約10万丁にすぎず、残りは愛好者らが保管しているとみられている。

■居眠り運転防止シート
自動車の運転中、居眠りをする予兆をとらえてドライバーに知らせ、居眠り運転を防止するための装置を東京大学、大分大学などの研究チームが開発。5年以内の実用化を目指している。
同チームの実験によると、ドライバーが眠りに入る前には脈拍計の波形が乱れ、振幅が大きくなるなどの特徴があったという。そこで、運転席の背中位置に埋め込まれた磁気回路センサーと圧力センサーでドライバーの動きや心拍数、呼吸数を計測。大きな振幅を示すと自動的に警報を発する。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)