Valiant2007.10月号
先日、駅でこんな場面を見掛けました。
電車待ちの先頭に、頭を金髪に染め、腕に入れ墨を入れ、唇にピアスを付け、さらに服装はいかにも!といったやんちゃな青年が並んでいました。電車が到着すると、彼は真っ先に乗り込み、空いた席に座りました。
その数人後に70歳ぐらいの女性が乗車してくると、彼は躊躇もせずに「席、いいっすよ」と立ち上がり、席を譲っていました。彼は周りの誰よりも早く行動に出ていました。
また別の日、地下鉄に乗車すると、頭は真っ赤、パンク系のジャケットに穴あきジーンズ、そしてベースギターを抱いた、ハード系のバンドのメンバーと思われる20歳前後の女性が座っていました。
次の駅で重そうな荷物を持った、60代の女性が乗車してくると、彼女は真っ先に立ち上がって「席、どうぞ」と席を譲っていました。
人は見掛けだけで判断してはいけない、と再認識した場面でした。
最近は、様々な凶悪事件が連続して起き、「怖い世の中になったなぁ」と思っていましたが、まだまだ捨てたもんじゃないですね。
(HM)