Valiant2007.12月号

■副作用報告書
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器の使用により、それらの副作用が疑われる疾病、障害、死亡があった場合、医療関係者は厚生労働省に報告しなければならないと薬事法に定めている。
血液製剤「フィブリノゲン」の投与でC型肝炎ウイルスに感染した患者の副作用報告書が、厚生労働省に提出されていたにもかかわらず、適切な対応がなされていなかったことが判明し、問題となった。

■チャイナフリー
アメリカで用いられる、「中国産のものが混入していない」あるいは「中国製を含まない」という新語。
アメリカでは2000年に、関税などの通商条件で他国より不利な扱いはしないことを定めた対中国最恵国待遇恒久化法が成立。アメリカ国内で販売されている玩具の8割は中国製で、食品輸入はこの10年間で5倍に急増した。
アメリカ消費者製品安全委員会が今年リコールした約280品目のうち、中国産製品は6割を占める。中国産原料を使用したペットフードでイヌやネコが死亡したり、ドライフルーツの保存加工に発ガン性物質が使用されていることなど、多くの事例が表面化。国民の間では中国産製品に対する懸念が広がっている。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)