Valiant2008.2月号

■アルゴノーツ
カリフォルニア大学のアナリー・サクセニアン教授がギリシャ神話の冒険者になぞらえて命名した言葉で、アメリカなどIT先進国で成功した後、故国に戻って起業する途上国の技術者などを指す。
サクセニアン教授によると、ここ数十年、途上国から先進国への「頭脳流出」が続いていたが、そうした人々が回帰し始めたことで「頭脳循環」がみられるようになったという。アルゴノーツが生み出す地域的優位性がグローバルな競争力を押し上げる要因になると分析されている。

■会期再延長
一度延長した国会の会期を再び延長すること。毎年1月に召集される通常国会の会期は国会法で150日と定められているが、国会における立法活動の必要に応じ、1回に限り会期を延長できる。また、臨時国会と特別国会は共に2回までの延長が可能。
衆議院は昨年12月の本会議で、自民党と公明党の賛成多数により臨時国会の会期を31日間再延長すると議決した。臨時国会の会期再延長は、リクルート疑惑をめぐり国会審議が空白化した1988年以来。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)