関連分野   警察・司法/交通  

3訂
新・交通事故捜査の基礎と要点

編著/監修
佐藤 隆文・日下 敏夫 共著
清水 勇男 監修
体裁
A5判  504ページ
定価
3,190 円(消費税込み)
本体価格+税
2,900 円+税
ISBN
ISBN978-4-8090-1437-6
C3032 \2900E
発行日
令和4年2月20日
3訂発行
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本書の特色

交通警察官、検察官・検察事務官必読の「黄色い本」、待望の改訂!

最新の「道路交通法」「自動車運転死傷処罰法」の改正を反映し、より実務に直結した内容に!


  • 交通事故捜査の要点・留意点を体系的に分かりやすく解説するとともに、各種犯罪事実を記載要領とともに例示しています。
  • 総論として、過失とは何かを中心に、基礎的な考え方と、一般的な捜査上の留意事項を解説しました。
  • 各論では、事故態様別に捜査の要点と過失の構成について、具体的な説明を追加しました。

3訂のポイント

  • 「第1 総説」では、令和2年6月から7月にかけて公布・施行された改正道路交通法・改正自動車運転死傷処罰法の概要を追加。
  • 「第4 交通事故に伴う悪質事犯と捜査上の留意点」では、改正道路交通法・改正自動車運転死傷処罰法を踏まえ、参考判例を加筆・補正。
  • 「第6 自転車事故」では、最新の交通事情を踏まえ、「法が規定する自転車の通行方法等」「自転車による交通事故」の項目を加筆・修正。
  • 「交通事故犯罪事実要点記載例」では、「悪質事故」「危険運転致死傷」の多数の記載例を加筆・修正。

3訂版はしがき

本書3訂『新・交通事故捜査の基礎と要点』は、原著が今から27年前の平成7年に発行されたものであり、長い歴史があります。そのことについて、原共著者代表であり、検事として各種交通事件の捜査・公判を担当され、また、法務総合研究所教官として長く交通捜査官の指導に当たられた清水勇男先生は、平成24年改訂版のはしがきで、「人に歴史があるように、本にもまた歴史がある。」と述べられました。まさにそのとおりであり、この本の内容そのものが、立法者、警察をはじめとする法執行機関、そして、被害者・御遺族に代表される主権者たる国民による交通犯罪との長い闘いの歴史を体現するものといえます。

なお、清水先生には、この本の監修者としてしばらくの間とどまってもらい、全般的な点検をお願いすることに致しました。

今回の改訂は、主として令和2年の6月から7月にかけて公布・施行された改正道路交通法・改正自動車運転死傷処罰法の内容や、自転車事故(主に共著者の日下敏夫氏が担当)をめぐる近年の状況を反映させたものであり、「交通事故犯罪事実要点記載例」についても慎重に見直しを行い、さらに充実させました。読者の皆様方が、この分野における長年にわたる大きな変化を、一連の流れとして正しく把握され、その上で、変わることのない捜査の基本や捜査官としての心意気を感じ取って交通事故捜査に生かしていただければ、清水先生の志を引き継いだ共著者の一人として、これに勝る喜びはありません。

令和4年1月

共著者代表 佐藤 隆文


目次

  • 第1 総説
    • 1 交通事故捜査の特殊性
      • 1 加害者の特定と過失の認定
      • 2 交通事故捜査の要点
    • 2 交通事故の刑事責任と立法の変遷
      • 1 交通事故の刑事責任
      • 2 立法の変遷
    • 3 主要な「道路交通法の一部を改正する法律」の概要
    • 4 過失犯の成立要件
      • 1 過失行為
        • ⑴ 犯罪事実の認識・認容の欠如
        • ⑵ 不注意(注意義務違反)
      • 2 因果関係
    • 5 過失犯の成立を否定する事由
      • 1 緊急避難が成立する場合
      • 2 被害者が危険を引き受けていたと認められる場合
      • 3 信頼の原則が適用される場合
        • ⑴ 時代的背景
        • ⑵ 信頼の原則の確立
        • ⑶ 信頼の原則の適用基準
        • ⑷ 信頼の原則と捜査の要点
    • 6 過失の種類
      • 1 業務上過失・自動車運転過失・重過失・通常過失
        • ⑴ 業務上過失
        • ⑵ 自動車運転過失
        • ⑶ 重過失
        • ⑷ 単純過失
      • 2 直近過失と段階的過失
  • 第2 事故捜査における基礎自動車工学
    • 1 はじめに
    • 2 交通事故解析に使用する単位、計算式等
      • 1 単位
      • 2 時速と秒速
      • 3 一般的な実験データ
        • ⑴ 加速と減速(アスファルト乾燥路面)
        • ⑵ 転倒滑走摩擦係数・μ(アスファルト乾燥路面)
        • ⑶ 人の歩行速度
    • 3 自動車の基本性能
    • 4 自動車の分類
      • 1 普通自動車車体形状からの分類
      • 2 駆動方式による分類
        • ⑴ 駆動輪の位置による分類
        • ⑵ エンジンの位置による分類
      • 3 エンジンの種類による分類
    • 5 ブレーキ装置
      • 1 フート・ブレーキ
        • ⑴ 油圧式ブレーキ
        • ⑵ エア式ブレーキ(Air)
        • ⑶ エア・油圧式ブレーキ(Air & Hydraulic)
      • 2 パーキング・ブレーキ
        • ⑴ 操作機構
        • ⑵ ブレーキ本体
      • 3 ブレーキアシスト
    • 6 トランスミッション
      • 1 マニュアル・トランスミッション(MT)
      • 2 オートマティック・トランスミッション(AT)
      • 3 CVT
      • 4 オーバードライブ(OD)
      • 5 操作機能の種類
    • 7 タイヤの種類等
      • 1 タイヤの構造
      • 2 タイヤの呼び方
    • 8 特殊車両
      • 1 特殊な車両の例
        • ⑴ 単車
        • ⑵ 特例5車種
        • ⑶ 追加3車種
        • ⑷ その他
      • 2 連結車両の種類と形態
      • 3 連結車両の分類
        • ⑴ セミ・トレーラ
        • ⑵ フル・トレーラ
        • ⑶ ポール・トレーラ
        • ⑷ ダブルス・トレーラ
      • 4 連結装置
      • 5 ブレーキ装置
        • ⑴ トラクタ
        • ⑵ トレーラ
      • 6 連結車両の運動特性
        • 円旋回運動特性とその限界等
      • 7 連結車両特有の制動特性と挙動等
        • ⑴ プラウ・アウト
        • ⑵ ジャックナイフ現象
        • ⑶ トレーラスイング
    • 9 自動車の安全装置
      • 1 予防的安全装置
        • ⑴ 運転視界と視認性の確保
        • ⑵ 基本性能と緊急危険回避運動性能の向上
      • 2 衝突時安全装置
        • ⑴ 安全スペースの確保
        • ⑵ 乗員の保護
      • 3 車両制御・記録装置
        • ⑴ ECU(エレクトリック・コントロール・ユニット)
        • ⑵ EDR(イベント・データ・レコーダ)
        • ⑶ ドライブレコーダー(DR)
        • ⑷ 交通事故自動記録装置(TAAMS・タームス)
        • ⑸ その他の記録媒体
    • 10 交通事故捜査における「EDR」、「ドライブレコーダー」等のデータ・映像活用
      • 1 EDRデータ活用
      • 2 ドライブレコーダーデータ活用
      • 3 防犯カメラ映像の活用
    • 11 諸元(車両寸法)
      • 1 車両全長
      • 2 全幅
      • 3 全高
      • 4 ホイールベース(軸距)
      • 5 トレッド(輪距)
      • 6 最低地上高
      • 7 車両総重量
      • 8 車両重量
      • 9 最大積載量
      • 10 登坂能力
      • 11 最小回転半径
    • 12 スリップ痕跡の解析
      • 1 タイヤと路面との関係
      • 2 車の進行方向
      • 3 タイヤ痕跡
      • 4 印象状況の解明
        • ⑴ 縦スリップ痕(滑走痕)
        • ⑵ 横スリップ痕
        • ⑶ 衝突痕
        • ⑷ けん引時のスリップ痕
    • 13 金属等による路上痕跡の解析
      • 1 ガウジ痕
      • 2 スクラッチ痕・スクレイプ痕
    • 14 制動の意義
      • 1 常用制動
      • 2 急制動
      • 3 全制動距離
    • 15 急制動措置を講じた車両の制動前の速度の推定
      • 1 制動距離から制動前の速度算出
      • 2 停止距離から制動前の速度算出
    • 16 タイヤと路面間の摩擦係数(μ)
      • 1 タイヤと路面との関係
      • 2 タイヤと路面間の摩擦係数
        • ⑴ 乾燥時の摩擦係数
        • ⑵ 湿潤時の摩擦係数
        • ⑶ ブレーキ性能試験から算出した平均摩擦係数
        • ⑷ タイヤの種類による摩擦係数の変化
        • ⑸ 路面の状況
      • 3 過積載の制動距離
      • 4 車両の走行抵抗(自動車の進行方向と逆向きに作用する力の総称)
        • ⑴ ころがり抵抗
        • ⑵ 空気抵抗
        • ⑶ 勾配抵抗
        • ⑷ 加速抵抗
      • 5 摩擦係数の検討
    • 17 衝突時の歩行者等の運動と創傷
      • 1 衝突時の歩行者の転倒運動
        • ⑴ ボンネット型自動車と正面衝突した場合
        • ⑵ キャブオーバー型自動車と正面衝突した場合
      • 2 衝突時の歩行者の創傷等
        • ⑴ バンパー創
        • ⑵ ボンネット、フロントガラスとの衝突損傷
        • ⑶ 転倒創
    • 18 運転における知覚と反応
      • 1 反応時間
      • 2 視覚機能の特性
        • ⑴ 視力
        • ⑵ 動体視力
        • ⑶ 視野
        • ⑷ 色の知覚
        • ⑸ げん惑
  • 第3 交通事故捜査における証拠収集と事実の認定
    • 1 交通事故の証拠の特異性
    • 2 警察官の作成する書証とその作成要領
      • 1 現認報告書又は捜査報告書
      • 2 実況見分調書
      • 3 参考人供述調書
      • 4 被疑者供述調書
      • 5 鑑識カード
    • 3 実況見分調書の重要性及び関連事項
      • 1 実況見分調書の重要性と関連事項
      • 2 実況見分の在り方
        • ⑴ 迅速性
        • ⑵ 客観性
        • ⑶ 具体性
        • ⑷ 正確性
        • ⑸ 簡明性
      • 3 被疑者及び被害者の進行状況についての指示説明
      • 4 測定方法
      • 5 事故現場に対する捜査要領
        • 道路(地形)の状況
      • 6 車両に関する捜査要領
        • ⑴ 車両の諸元等の確認
        • ⑵ 装置の性質
        • ⑶ 前照灯
        • ⑷ 事故によって生じた車体の損傷の有無、部位、程度
        • ⑸ 死角の範囲
        • ⑹ 故障(不良)か所、内容、原因
        • ⑺ 車検、保険の有無・内容
      • 7 実況見分と立会い
      • 8 幼児の立会いと指示、証拠能力
      • 9 指示説明と供述の区別
        • ⑴ 指示説明の本質
        • ⑵ 記載方法
        • ⑶ 具体例
      • 10 立会人の指示説明が客観的状況と矛盾する場合の対応
      • 11 その他調書作成上の留意点
      • 12 写真の重要性と証拠能力
      • 13 鑑識的採証の必要性
      • 14 見通し距離及び発見可能地点の解釈
  • 第4 交通事故に伴う悪質事犯と捜査上の留意点
    • 1 無免許運転
      • 1 意義
      • 2 捜査上の留意点
        • ⑴ 無免許運転と犯意
        • ⑵ 無免許運転の自白と補強証拠
        • ⑶ 無免許運転中の事故と自動車運転過失
        • ⑷ 無免許運転と運転避止義務
    • 2 酒気帯び運転と酒酔い運転
      • 1 意義・態様
      • 2 捜査上の留意点
        • ⑴ 鑑識カードの作成要領
        • ⑵ 飲酒検査ができない場合の採証方法
        • ⑶ 故意犯であることに留意した捜査の遂行
      • 3 飲酒運転中の事故と過失の構成
        • ⑴ 酒酔い状態に陥っていた場合の過失の構成
        • ⑵ 酒酔い状態までには陥っていなかった場合の過失の構成
      • 4 飲酒運転中の事故と故意犯としての処罰
    • 3 危険運転致死傷罪
      • 1 意義・改正経過
      • 2 自動車運転死傷処罰法2条の危険運転致死傷罪の類型・態様
        • ⑴ アルコール・薬物影響類型(1号)
        • ⑵ 高速度類型(2号)
        • ⑶ 無技能類型(3号)
        • ⑷ 通行妨害類型(4号)
        • ⑸ 前方停止等通行妨害類型(5号)
        • ⑹ 高速自動車国道前方停止等通行妨害類型(6号)
        • ⑺ 赤信号無視類型(7号)
        • ⑻ 通行禁止道路類型(8号)
        • ⑼ 複数の類型に該当する場合等の罪数関係
      • 3 自動車運転死傷処罰法3条の危険運転致死傷罪の類型・態様
        • ⑴ アルコール・薬物影響類型(1項)
        • ⑵ 病気(症状)影響類型(2項)
      • 4 無免許運転による加重
      • 5 捜査上の留意点
        • ⑴ 自動二輪車及び原動機付自転車による死傷事故にも適用
        • ⑵ 危険運転致死傷罪として類型化されなかった危険・悪質運転事故
        • ⑶ 危険運転致死傷罪に関する判例
    • 4 救護・報告義務違反
      • 1 救護・報告義務の内容・趣旨
      • 2 捜査上の留意点
        • ⑴ 救護・報告義務違反の故意
        • ⑵ その他
      • 3 自動車運転死傷処罰法4条の過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪
  • 第5 事故の態様別にみた捜査上の留意点
    • 1 追突事故
      • 1 概説
      • 2 基本的留意事項
        • ⑴ 停止距離の意義と認定方法
        • ⑵ 運転者の目の位置と車両の前端
        • ⑶ 玉突き追突事故の捜査
        • ⑷ むち打ち症の有無・程度の認定
      • 3 捜査の要点
      • 4 過失の構成
      • 5 参考判例
    • 2 交差点(主に直進)事故
      • 1 交差点の意義・範囲・種類(交通整理の有無)
      • 2 捜査の要点
        • ⑴ 交通整理の行われている交差点の事故
        • ⑵ 交通整理の行われていない交差点の事故
      • 3 過失の構成
        • ⑴ 交通整理の行われている交差点の事故
        • ⑵ 交通整理の行われていない交差点の事故
        • ⑶ 黄色点滅・赤色点滅信号と徐行・停止義務
    • 3 左折・右折事故
      • 1 左折・右折の意義
      • 2 左折事故
        • ⑴ 左折方法
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 3 右折事故
        • ⑴ 右折方法
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
        • ⑷ 参考判例
    • 4 横断歩道上・外の事故
      • 1 横断歩道等の意義
        • ⑴ 「横断歩道等」上の歩行者の優先
        • ⑵ 横断歩道のない交差点における歩行者の保護
      • 2 捜査の要点
        • ⑴ 横断歩道上の事故
        • ⑵ 横断歩道外の事故
      • 3 過失の構成
        • ⑴ 横断歩道上の事故
        • ⑵ 横断歩道外の事故
    • 5 その他進行中の事故
      • 1 前方不注視による障害物の発見遅滞・不発見事故
        • ⑴ 前方注視義務の意義
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 2 高速疾走等直進事故
        • ⑴ 高速疾走等事故
        • ⑵ 進路変更の際の事故
        • ⑶ 屈曲路・湾曲路における事故
      • 3 ハンドル、ブレーキ不的確操作による滑走、暴走等事故
        • ⑴ ハンドル、ブレーキ不的確操作の意義
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 4 追越し・追抜き事故
        • ⑴ 追越し・追抜きの意義・規制
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 5 離合・げん惑事故
        • ⑴ 離合・げん惑の意義と灯火の規制
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
    • 6 その他特殊形態の事故
      • 1 発進(前進・後退)事故
        • ⑴ 発進の意義と態様
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 2 転回・横断事故
        • ⑴ 転回・横断の意義・規制
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 3 開扉事故
        • ⑴ 開扉と規制
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 4 駐車方法等事故
        • ⑴ 駐停車中の事故
        • ⑵ 駐車時の完全停止状態不措置事故
        • ⑶ 危険場所駐車事故
      • 5 積荷事故
        • ⑴ 乗車・積荷に関する法規制とその強化
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 6 踏切事故
        • ⑴ 踏切の意義・種類・規制
        • ⑵ 捜査の要点
        • ⑶ 過失の構成
      • 7 過労・居眠り・病気・薬物運転事故
      • 8 整備・制動装置不良車両運転事故
  • 第6 自転車事故
    • 1 自転車の定義
    • 2 自転車の分類
      • 普通自転車
        • ⑴ 一般用自転車
        • ⑵ スポーツ車
        • ⑶ 競技用自転車
        • ⑷ 特殊自転車
    • 3 自転車の構造等
      • 1 全体の構造と各部の名称
      • 2 骨幹部分
        • ⑴ フレーム
        • ⑵ フロントフォーク
      • 3 制動装置(ブレーキ)
        • ⑴ リムブレーキ
        • ⑵ ハブブレーキ
        • ⑶ ディスクブレーキ
      • 4 警音器
      • 5 前照灯・尾灯
      • 6 変速装置
        • ⑴ ハブギヤ(内装式)
        • ⑵ チェーンギヤ(外装式)
    • 4 走行速度
    • 5 自転車の制動力
    • 6 自転車の効用等
    • 7 法が規定する自転車の通行方法等
      • 1 自転車は車道が原則、歩道は例外
      • 2 車道左側端走行の原則
      • 3 安全確認
      • 4 ながら運転
      • 5 その他安全ルール
      • 6 自転車による道路交通法違反の処罰
    • 8 自転車による交通事故
      • 1 自転車事故の傾向・特徴
      • 2 過失割合の問題
      • 3 自転車事故による救護・報告義務違反等の責任
      • 4 自転車による交通事故の刑事責任
        • ⑴ 自転車による交通事故
        • ⑵ 重過失と単純過失
        • ⑶ 過失傷害罪と告訴
        • ⑷ 業務上過失傷害の成立の検討
        • ⑸ 捜査上の注意事項
      • 5 民事上の責任
        • ⑴ 被害者に対する損害賠償の責任
        • ⑵ 最近の高額賠償金事例
    • 9 保険
  • 第7 自動車運転過失事件の犯罪事実構成と事実記載例
    • 1 はじめに
    • 2 自動車運転過失事件と一般刑事事件の犯罪事実記載例の比較
    • 3 犯罪事実記載用語について
      • 1 「自動車を運転し」の意義
      • 2 自動車等の種類の特定・表現
      • 3 住居表示
      • 4 「〇番地先道路」と「〇番地付近道路」の区別
      • 5 当時〇〇歳
      • 6 「同車」及び「同人」
      • 7 漫然
      • 8 「軽信し」と「誤信し」又は「誤認し」
      • 9 信号機の信号表示
      • 10 通行帯
      • 11 傷害の程度
  • 〔交通事故犯罪事実要点記載例〕
      • 交通事故形態別分類表一覧(目次早見表)
      • 交通事故形態別分類表細目次(A11〜H71)
  • 参考資料
      • 1 自動車の時速・秒速換算表
      • 2 歩行者・自転車の速度表
      • 3 制動距離の意義・学説の整理分類表
      • 4 自動車の停止距離(空走距離Ⓛ+制動距離Ⓢ)一覧表
      • 5 自動車の平均的停止距離(Ⓛ+Ⓢ)グラフ
      • 6 アルコール濃度計算法(溝井式)
      • 7 被害者負傷程度等確認チェック表
      • 8 自動車事故の実況見分確認チェック表
      • 9 交通事故事件の実況見分における特定地点と実施要領
      • 10 自転車事故の実況見分確認チェック表
      • 11 停止距離から求めた摩耗タイヤの摩擦係数(湿潤路面)
      • 12 転倒して滑走する二輪車及び自転車の摩擦係数
      • 13 二輪ライダーの路面滑走時の摩擦係数
      • 14 ブレーキの時間的経過
      • 15 携帯電話使用時の眼球の動き

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    互 敦史 著
    A5判 384ページ
    2,530 円(税込み)
  • 警察官実務六法 (表紙)
    警察政策学会 監修
    B6判 上製ビニールクロス装 2704ページ
    4,400 円(税込み)
  • 図解 道路交通法 (表紙)
    道路交通法実務研究会 編
    A5判 808ページ
    3,190 円(税込み)
  • イラストでわかりやすい擬律判断・刑事訴訟法 (表紙)
    ニューウェーブ昇任試験対策委員会
    A5判 432ページ
    3,080 円(税込み)
  • 緊急自動車の法令と実務 (表紙)
    交通法令研究会緊急自動車プロジェクトチーム 編
    A5判 164ページ
    1,320 円(税込み)
  • ケーススタディ 危険運転致死傷罪 (表紙)
    城 祐一郎(元最高検察庁検事,警察大学校講師,昭和大学医学部教授(薬学博士)) 著
    A5判 496ページ
    3,080 円(税込み)
  • 事例から学ぶ交通事故事件 (表紙)
    山崎 俊一 著
    B5判 280ページ
    3,300 円(税込み)
  • 警察官のための刑事訴訟法講義 (表紙)
    津田 隆好(警察大学校刑事教養部長兼財務捜査研修センター所長兼警察政策研究センター付) 著
    A5判 320ページ
    2,310 円(税込み)
  • 保険金詐欺防止上のチェックポイント (表紙)
    編著/交通事故保険金詐欺事件捜査研究会
    A5判 160ページ
    1,100 円(税込み)
  • イラストでわかりやすい擬律判断・刑法 (表紙)
    ニューウェーブ昇任試験対策委員会
    A5判 488ページ
    3,300 円(税込み)
  • 駐車監視員資格者必携 (表紙)
    駐車対策研究会 著
    A5判 344ページ
    1,320 円(税込み)
  • 擬律判断ハンドブック 刑法編 (表紙)
    安冨 潔(慶応義塾大学名誉教授、弁護士) 編著
    清水 真(明治大学法科大学院教授) 著
    布野 貴史(弁護士) 著
    警察実務擬律判断研究会 協力
    A5判 384ページ
    2,860 円(税込み)
  • 確認の手引き (表紙)
    駐車監視員能力向上委員会
    手帳サイズ(縦135mm×横90mm)
    ビニール上製 208ページ
    1,760 円(税込み)
  • ゴネラーへの処方箋2 (表紙)
    BGT研究会/著
    B6判 272ページ
    1,540 円(税込み)
  • 刑法総論解説 (表紙)
    弁護士(元最高検察庁刑事部長検事)
    幕田英雄 著
    A5判 648ページ
    4,070 円(税込み)
  • プロ直伝!交通捜査のQ&A (表紙)
    編著 那須 修
    共著 城 祐一郎,村井 紀之,入尾野 良和
    A5判 232ページ
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  • 捜査のための民法 (表紙)
    鶴岡文人 著
    A5判 192ページ
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  • 管理論文の書き方 (表紙)
    ニューウェーブ昇任試験対策委員会 著
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道路交通法実務研究会 編
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道路交通法解説 (表紙)
道路交通執務研究会 編著
野下 文生 原著
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