昇任試験問題研究会 編
A5判
192頁

法学4科目の理解と論文作成のために欠かせない基本的事項を88のポイントに絞って厳選収録。
ポイントごとに的を射た記述で、どこからでも読み進められる簡潔・明瞭な構成。
SA問題にも論文問題にも即応できる基礎力養成と、試験直前の総仕上げにも最適な昇任試験突破のための基本書。
近年の出題傾向・法改正も踏まえ、試験本番の解答時間で高得点が取れるSA選択肢の正誤判別力論述答案の骨子作成力を無理なく習得可能。

はしがき
 高度に情報化された社会において、不測かつ巧妙極まる現代犯罪に対峙する我々警察官は、適正で迅速な街頭活動や捜査手続を強力に推進するべく、関係法令の深い理解と、これに立脚した事案の処理に日々研鑚を積まなければならない。
 各階級の昇任試験においても、当然にこれらの要請を反映した出題がなされている。
 本書は、“短編ながらも実務に即した内容である”と諸先輩方か
ら好評をいただいた「昇任試験突破88のポイント」(昭和63年5月刊)に改訂を施し、更に近年の出題傾向や時事問題に鑑み、テーマの新旧入れ替えを行って再編集したものである。その際、
初学者にも平易で読みやすく、短期間に重要頻出論点がマスターできること。
ショートアンサー式問題において、正解の選択肢を判別できる要素を多く盛り込むこと。
論述式問題で答案作成の骨子に、そのまま転記できる簡潔な表現に努めること。
を重点においた。
 本書を軸に日ごろの学習を進められ、大きな目標を達成されることを願ってやまない。
  平成17年5月
昇任試験間題研究会