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2訂版

警察安全相談と事例別Q&A

〜すべての警察官のために〜

編著/監修
小鹿 輝夫 著
(元青森県警察本部総合相談室(現 警察安全相談室)長)
長尾 敏成 監修(弁護士)
体    裁
A5判  376ページ
本体価格+税
2,400円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-1307-2
C2036 \2400E
発 行 日
平成26年6月1日
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本書の特徴

警察安全相談に適正に対処するための知識・事例が満載!

  • 第1編では、警察安全相談の意義と重要性を概説。
    民事とのかかわり、幹部の在り方など相談業務について警察官として基本的に習得しておかなければならない事項を分かりやすく記述。
  • 第2編では、相談窓口に寄せられる様々な事柄について8分野101事例を紹介。
    その場で解決できる場合の対処法、他機関との連携が必要な場合のアドバイスなどをQ&A形式で解説。
    〈2訂版では、多様化する社会情勢に対応した16事例を新たに掲載!〉

監修の言葉

ようやく治安回復の兆しが見える今日、警察活動に対する社会の期待は大きくなる一方だと思います。法治国家であるわが国の最前線で、法の支配を実現し、維持しているのは警察官ですから、法の執行者としての警察官に期待が集まるのは当然です。また、わが国の警察官は、社会から倫理の体現者としての信頼も寄せられています。それが警察官に対する社会の敬意に結びついていることにも異論はないでしょう。

さらに、警察官は、一般市民の身近な相談相手としての役割も社会から期待されています。日常生活の中でトラブルを抱えた人が、まず警察官に相談したいと考えるのは自然だと言えるでしょう。パニックに陥りそうになった人は、法の執行者であり、倫理の体現者でもある警察官に助けてもらいたいのです。

もっとも、さまざまな相談を受ける警察官は、相談事すべてに直接対応することが求められるわけではありません。心すべきことは、何と言ってもまず、相談者の話に真摯に耳を傾ける姿勢を持つことです。話を聴くだけで、相談者のストレスが解消することは決して稀なことではありません。それから、もう一つ大切なことは、事件、事故に限らず、案件に応じて、関係機関を紹介し、迅速的確にバトンタッチすることです。そのためには、警察内部の他の部署に止まらず、外部の行政機関や裁判所、弁護士会などについて、その守備範囲と業務を知っておくことが有益でしょう。

親切は余裕から生まれます。そして、余裕は自信から生まれます。警察官の皆さんにとって、民事問題は関心が薄いかもしれませんが、その分野の知識が少し身に付くだけでも、自信が生まれ、余裕が出てくると思います。その意味で、この本が警察官の皆さんのお役に立つことを願ってやみません。

平成19年 9月

弁護士 長尾 敏成


改訂にあたって

平成19年10月に本書が発行されてから、早いもので6年余りの月日が経過しました。その間、多くの方々にお読みいただき、感謝とその責任の重さを痛感しております。

今回、出版元である東京法令出版株式会社の鄭重なる取り計らいにより、本書の一部を改訂し、刊行することとなりました。

主な改訂内容は、インターネットの急速な普及により、電子商取引や情報通信を巡るトラブルが急激に増加していること、また、インターネットの悪意ある活用による犯罪が極めて多くなってきていること等に対応した加筆・補正ですが、とりわけ、パソコンやスマートフォンを含む携帯電話のインターネット機能を利用した悪質商法、子どもたちの「ネットいじめ」など、これらトラブルに対する理解や対処法は、警察安全相談上喫緊の課題と考えております。

また昨年は、いわゆるストーカー規制法やDV防止法の一部改正が行われたほか、新たに「いじめ防止対策推進法」が成立・公布されるなど、法律の整備も行われており、これら事案についての対処法や法律の要点をできるだけ平易かつ簡潔に読者の共感が得られるよう編集に努めたつもりです。

昨今、人々を取り巻く社会情勢は益々多様化し、これに伴い治安状況も一層厳しさを増しております。同時に警察業務に関わる多くの警察職員の心身への負担は計り知れないものであり、警察OBとして、そのご労苦に心からの感謝と、本書が皆様の業務遂行の糧として、少しでもお役に立てばと考える次第です。

平成26年 4月

小鹿 輝夫


目次

  • 第1編 警察安全相談と相談プロセス
    • 第1章 警察安全相談とは何か
      •  
        • 1 警察安全相談の意義と重要性
        • 2 警察安全相談の特質
        • 3 相談業務が果たす役割
        • 4 相談員としての必要条件
    • 第2章 相談のプロセス
      • 第1 姿勢と技法
        • 1 問題と悩みの性質
        • 2 相談者の思いと模索
        • 3 安心できる場の設定
        • 4 信頼関係
        • 5 聴く・聞くということ
        • 6 質問
        • 7 励まし
        • 8 沈黙の持つ意味
        • 9 コミュニケーション能力
        • 10 コミュニケーションの在り方
        • 11 秘密の保持
      • 第2 解決への道筋
    • 第3章 民事と警察安全相談
      • 第1 警察と民事
      • 第2 相談員と民事
    • 第4章 幹部の在り方
  • 第2編 事例別Q&A
    • 金銭問題
      • 事例1 ヤミ金融でしょうか
      • 事例2 断ったのにお金が振込みされた
      • 事例3 ヤミ金融からのハガキに困っている
      • 事例4 ビラを何とかしてほしい
      • 事例5 息子がお金を借りたようだが、取立てに困っている
      • 事例6 保証金名目でお金を振り込んだが、融資してくれない
      • 事例7 過払金の返還請求−その1−
      • 事例8 過払金の返還請求−その2−
      • 事例9 高金利の貸付けは元金等も返済しなくていいのではないか
      • 事例10 知人が貸したお金を返してくれない
      • 事例11 数年前の貸金は時効でしょうか
      • 事例12 夫の勝手な借金について妻の責任があるか
      • 事例13 亡くなった弟の借金の請求が来た
      • 事例14 未成年者の息子の借金について
      • 事例15 保証人になってくれるよう頼まれた
      • 事例16 保証責任について知りたい
      • 事例17 根保証契約とはどのようなものですか
      • 事例18 借金を整理する方法を知りたい
      • 事例19 特定調停制度について
      • 事例20 破産について知りたい
    • 架空請求等
      • 事例21 不当請求(架空請求を含む)
      • 事例22 不当請求(架空請求を含む)の手口
      • 事例23 心当たりのない請求に困っている
      • 事例24 高額な利用料金の請求
      • 事例25 サクラに誘引され高額請求
      • 事例26 利用していないネット料金の請求
      • 事例27 債権譲渡を口実とした料金請求
      • 事例28 有料サイトを利用したことがある
      • 事例29 「無料表示」の料金請求
      • 事例30 登録等の利用規約を理由に料金請求
      • 事例31 無料から有料の情報番組
      • 事例32 迷惑メール等を規制する法律について知りたい
    • ネット・契約等
      • 事例33 インターネット取引と関連法
      • 事例34 契約が守られなかったときの対応策
      • 事例35 クリックミスについて
      • 事例36 ネットオークションの商品にキズ
      • 事例37 ネット商品はクーリングオフができるか
      • 事例38 返品拒否に納得できない
      • 事例39 ネットショッピングの注意点を知りたい
      • 事例40 ID・パスワードを勝手に使われた
      • 事例41 勧誘電話に困っている
      • 事例42 過去の講座を理由にお金の請求をされた
      • 事例43 催眠商法で購入してしまった布団を解約したい
      • 事例44 仕事が紹介されずクレジットだけが残った
      • 事例45 呼び出されて契約してしまった
      • 事例46 シロアリ駆除で高額な代金を請求された
      • 事例47 病院備付け消火器のクーリングオフ
      • 事例48 マルチ商法・ネズミ講とは
      • 事例49 クーリングオフについて知りたい
      • 事例50 契約とは
      • 事例51 消費者契約法について知りたい
      • 事例52 内容証明郵便について
      • 事例53 少額訴訟について
      • 事例54 支払督促について
    • 犯罪予防
      • 事例55 いたずら電話に困っている
      • 事例56 ネット上で誹謗中傷されている
      • 事例57 出会い系サイトについて知りたい
      • 事例58 ストーカー、DV等の相談対応について
      • 事例59 ストーカー行為等とは
      • 事例60 男性につきまとわれ怖い
      • 事例61 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは
      • 事例62 保護命令とはどのようなものか
      • 事例63 DV被害者への対応について
      • 事例64 DV加害者への対応について
      • 事例65 息子がいじめに遭っているようだ
      • 事例66 いじめに遭っていて遠くに行きたい
      • 事例67 子供のネットいじめを防ぐにはどうしたらよいか
      • 事例68 ネットいじめの実態を知りたい
      • 事例69 ネットいじめの原因と影響等について知りたい
      • 事例70 息子の引きこもりについて
      • 事例71 児童虐待について
      • 事例72 高齢者虐待について
    • 土地建物
      • 事例73 家賃を払ってくれない
      • 事例74 家賃の値上げに困っている
      • 事例75 畳等の修繕義務はあるのでしょうか
      • 事例76 敷金を返してくれない
      • 事例77 借家人が家財等を置いて行方不明
      • 事例78 マンションの契約更新について
    • 損害賠償
      • 事例79 損害賠償責任について
      • 事例80 犬の鳴き声に困っている
      • 事例81 犬の飼い主責任
      • 事例82 犬・猫の糞で困っている
      • 事例83 名義変更をしていない自動車の事故責任
      • 事例84 盗まれた車の事故責任
      • 事例85 店舗駐車場に放置された自動車の措置
      • 事例86 物損事故の損害賠償
      • 事例87 弁護士相談を指導する際の注意点について
      • 事例88 弁護士相談の費用等について知りたい
    • 精神保健・保護等
      • 事例89 精神障害者と警察の役割
      • 事例90 心の病を負う人からの繰り返しの相談
      • 事例91 妄想と思われる相談への対応
      • 事例92 ネットゲーム上で意地悪をされる妄想か
      • 事例93 目的不明のしつような電話
      • 事例94 酒浸りの夫に困っている
      • 事例95 死を望む息子の相談
      • 事例96 生きがいがなく死にたい
      • 事例97 息子を精神科病院に入院させたい
    • その他
      • 事例98 公正証書とはどのようなものですか
      • 事例99 名義変更をしていない車の納税とその影響
      • 事例100 携帯電話を紛失したが、どのような措置をとればよいか
      • 事例101 健康保険証を悪用されないか心配
  • 参考・引用文献
  • 全国的な消費者相談窓口、法律相談窓口等

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