関連分野   警察・司法/地域  

3訂版 事例で学ぶ

ヴィジュアル地域警察

編著/監修
地域警察レベルアップ研究会/編
荻野優子/作画
体    裁
A5判  176ページ
本体価格+税
1,600円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-1298-3
C3032 \1600E
発 行 日
平成26年4月15日
3訂版発行
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本書の特色

  • 地域警察官として必ず押さえなければならない職務質問、所持品の検査、同行・連行、保護活動、遺失物の受理などの要領を、マンガによる想定事例に即して解説。
  • 「係長」と「巡査」の問答方式で展開する解説は、親しみやすく臨場感あり。
  • 実務への応用のため、一つの事例において、関係する複数の法令の擬律等を同時に学べる構成。
  • 3訂版では、ストーカー事案、少年街頭補導に関するマンガ事例・解説を追加。また、軽犯罪法、銃刀法等の適用にかかる「所持品検査」の解説を補正。

はしがき

警察官は、警察法や警察官職務執行法をはじめ、刑事訴訟法などの関係法令等の法的根拠に基づいて警察活動を行う強い権限を有している。とりわけ地域警察官は、管内の実態に即し、住民の意見及び要望に応える活動を行い、常時警戒を保持し、すべての警察事象に対して有事即応することが義務付けられている。

その職務は、常に住民の人権の保障、個人の権利を侵害しないことが前提にある。警察官という法の執行者は、いかなるときも法令根拠と崇高な責任感を併せ持ち、適正かつ的確な処理が求められるものである。本書は、第一線で活動する地域警察官が、日常業務で対処する警察事象、とりわけその中で、主要な事象を抽出して、その法的根拠、対処方法を列記したものである。諸法の基本となる警察官職務執行法の解説も付記した。

地域警察官が、自信を持った権限行使を行い、住民の日常生活の安全と平穏を確保するという強い信念で地域警察活動を展開されることを希望するものである。

なお本書はヴィジュアル法学シリーズに続く警察実務版として刊行するものであり、事例に基づき係長と巡査との問答形式によることとして、より理解しやすいものとした。

平成21年3月

地域警察レベルアップ研究会


3訂版の発行に当たって

ますます複雑化する現代社会の中で、警察活動を取り巻く環境も変化をみせている。とりわけ地域に根ざした活動を展開する地域警察の役割も一層重要視されている。

ストーカー対策、DV(ドメスティック・バイオレンス)対策、幼児虐待問題、インターネット関連犯罪の増加等、一つとして画一的に対応できる事象はなく、個人の人権を保護し、権利の侵害をすることなく、迅速適正な対応が要求される。

今回の改訂は、平成25年7月いわゆるDV法とストーカー規制法の一部を改正する法律が公布されたことから、これに合わせた内容に改訂することとしたものである。

本書は、初版から地域警察官が一線で対処する警察事象について、根拠と対応要領について記し、問答形式による理解のしやすいものとしているが、地域警察活動に携わる警察官のレベルアップに寄与するものであれば幸いである。

平成26年3月

地域警察レベルアップ研究会


目次

  • 第一章 はじめに
    • 第一 警察官の職務執行
      • 1 警察官職務執行法第一条(目的)を中心に
      • 2 警察官職務執行法第八条(その他法令による職権職務)を中心に
  • 第二章 地域警察の理念、義務及び任務
    • 第一 地域警察の理念
    • 第二 地域警察の意義
    • 第三 地域警察の任務
  • 第三章 交番・駐在所勤務
    • 第一 立番・見張の意義及び実施要領
    • 第二 警らの意義及び実施要領
      • 1 職務質問の意義
      • 2 職務質問の基本的な心構え
      • 3 呼び止め・質問要領
      • 4 所持品検査の要領
      • 5 同行及び連行要領
    • 第三 少年補導活動
      • 1 定義
      • 2 街頭補導活動の留意事項
    • 第四 巡回連絡の実施要領
      • 1 意義
      • 2 具体的実施要領
    • 第五 遺失物等の取扱要領
      • 1 一般的留意事項
      • 2 「逸走の家畜」の取扱要領
    • 第六 保護活動(警職法第三条を中心に)
      • 1 保護の要件
      • 2 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の保護措置
    • 第七 犯罪の予防及び制止活動(警職法第五条を中心に)
      • 1 警告
      • 2 制止
    • 第八 立入活動(警職法第六条を中心に)
      • 1 いつも夫婦げんかが絶えず、夫から暴力を受けたと助けを求めた事案の対応要領
      • 2 危険な事態
      • 3 危害の緊迫性
      • 4 立入りの目的
      • 5 公開場所への立入り
    • 第九 武器の使用(警職法第七条を中心に)
      • 1 武器の所持
      • 2 武器の意義
      • 3 武器使用の要件(相手に危害を加えない使用)
      • 4 武器の使用の要件(相手に危害を加える使用)
  • 第四章 地域安全活動
    • 第一 地域安全活動の概要
      • 1 目的
      • 2 内容
    • 第二 緊急配備要領
      • 1 意義・重要性
      • 2 対 象 事 件
      • 3 警戒員の心構え
    • 第三 雑踏警備活動(警職法第四条を中心に)
      • 1 避難等の措置
        • (1) 危険な事態の意義
        • (2) 避難等の手段
      • 2 雑踏警備実施上の心構え
    • 第四 初動捜査活動
      • 先行警察官の心構え
    • 第五 具体的取扱事案の対応要領
      • 1 「ストーカーの被害に遭っています。助けてください」との急訴を受けた場合の対応要領について(「ストーカー行為等の規制等に関する法律」を中心に)
      • 2 子どもが急患で搬送されたが、全身に不自然な傷があると医師から通報を受けた場合の対応要領について(「児童虐待の防止等に関する法律」を中心に)
      • 3 精神疾患を有する男性が、昨夜無断で退院して行方不明になったとの通報を受けた場合の対応要領について(「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」を中心に)
      • 4 暴力団事務所の明渡し強制執行を実施するので、協力してほしいとの要請を受けた場合の対応要領について(「民事執行法」・「破産法」を中心に)
      • 5 駅長から乳児が放置されているとの通報を受けた場合の対応要領について(「戸籍法」を中心に)
    • 第六 犯罪被害者支援活動 (「犯罪被害者支援要綱」を中心に)
      • 1 被害者支援の意義
      • 2 被害者支援の基本的な施策
      • 3 具体的な施策

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