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巨大地震災害へのカウントダウン

〜東海・東南海・南海地震に向けた防災戦略〜

編著/監修
[監修]
河田惠昭(人と防災未来センター長)
林 春男(京都大学防災研究所教授)
[編集]
大大特成果普及事業チーム33
体    裁
A5判  280ページ
本体価格+税
2,400円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-2277-7
C3030 \2400E
発 行 日
平成21年6月1日
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巨大な敵に、戦略で打ち克つ

  • 住宅の耐震化戦略の構築
  • やや長周期の強震動による社会資本への被害予測と対策の確立
  • 広域災害を視野に入れた連携体制の構築・効果的な危機対応を可能にする情報システムの開発
  • 要援護者の避難対策も含めた総合的な津波避難対策の提案
  • 中山間地域・中小都市の再生を視野に入れた防災のあり方の提案
  • 複数の震災が連続して発生する場合での最適な復旧・復興戦略

序文(抜粋)

既に三重県をはじめとして幾つかの府県レベルの自治体では防災戦略とアクションプランを展開しており、ほとんどのケースは30年計画、すなわち、解析資料がもっとも整っている南海地震が一番起こる確率が大きくなる時期までに防災・減災対策を整備することになっています。しかし、それだけでは不十分です。なぜなら自治体連携ができないからです。阪神・淡路大震災から15年を経過しようとしていますが、この間我が国で発生した大小92回の被害地震では、ことごとく自治体連携が不十分なのです。関係者は謙虚に、この事実を認めなければいけません。なぜ、連携ができないかといえば、日ごろからやっていないからです。ですから、人と防災未来センターでは、被災のおそれのある府県レベルと政令市レベルの自治体を中心に関係者の参加を得て、ワークショップをはじめ、様々な取り組みを行ってまいりました。その成果の一部が本書で報告されています。

しかし、このような大きな問題が数年で解決できるわけではありません。次の東海・東南海・南海地震が起こるまで解決できないかもしれません。しかし、明確な方向性をもって関係者が努力しているときは勢いがあります。そのような状態で突然発生するこれらの地震災害に対処したいのです。人と防災未来センターでは、東海・東南海・南海地震を中核プロジェクトと位置付けて、現在に至るまで組織的な研究を継続しています。本書が、これらの地震災害のみならずほかの災害でも、自治体連携による被害軽減に役立つと信じています。

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長 河田 惠昭


目次

  • 第1編 東海・東南海・南海地震とはどのような災害なのか
    •  
      • 1 東海・東南海・南海地震の特徴
      • 2 東海・東南海・南海地震を迎え撃つためには〜基本的枠組み〜
  • 第2編 6つの課題
    • 第1章 住宅の耐震化戦略の構築
      • 1 なぜ、耐震化戦略が必要なのか
      • 2 耐震化が進まない理由
      • 3 国の地震防災戦略とは
      • 4 大転換期を迎えた住宅政策
      • 5 近畿圏の自治体が知恵を絞った耐震化の考え方・進め方
      • 6 どのように耐震化戦略計画を使うのか
      • 7 まとめ
    • 第2章 やや長周期の強震動による社会資本への被害予測と対策の確立
      • 1 「やや長周期の地震動」とは
      • 2 やや長周期の地震動はどのような被害を引き起こすか
      • 3 やや長周期の地震動の対策を確立するために
      • 4 どのような戦略で立ち向かうのか
      • 5 まとめ
    • 第3章 広域災害を視野に入れた連携体制の構築・効果的な危機対応を可能にする情報システムの開発
      • 1 効果的な災害対策と広域連携が必要とされるのは
      • 2 現在の災害対応の問題点は何か?
      • 3 問題解決のための戦略計画
      • 4 効果的な災害対応に向けて
    • 第4章 要援護者の避難対策も含めた総合的な津波避難対策の提案
      • 1 問題の所在
      • 2 避難対策の現状と課題〜現地調査の事例から〜
      • 3 被害の概要
      • 4 津波避難対策のための戦略計画
      • 5 地域性を踏まえた戦略策定
      • 6 今後の検討課題
    • 第5章 中山間地域・中小都市の再生を視野に入れた防災のあり方の提案
      • 1 中山間地域の課題
      • 2 東海・東南海・南海地震による中山間地域の様相
      • 3 「選択と集中」
      • 4 指標の活用
    • 第6章 複数の震災が連続して発生する場合での最適な復旧・復興戦略
      • 1 東海・東南海・南海地震の時間差発生の問題とは?
      • 2 地域ごとの問題の特性
      • 3 戦略計画に対する基本的な考え方
      • 4 来る巨大災害に向けて
  • 第3編 現場と研究者の知恵が集う〜チーム33がめざしたもの〜
    •  
      • 1 行政によるこれまでの対策について
      • 2 これからの我が国に必要な対策とは?
      • 3 チーム33の結成
  • 資料編

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