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実務に役立つ会社法入門

編著/監修
鶴岡文人 著
体    裁
A5判  152ページ
本体価格+税
1,300円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-1269-3
C3032 \1300E
発 行 日
平成23年12月1日
内容現在
平成23年10月31日
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特長

警察官がこれだけは知っておきたい会社制度の基礎知識を、分かりやすく、コンパクトに解説した入門書の決定版!
  • 知能犯、生活経済事犯、暴力団犯罪の捜査に当たる専務係員はもちろん、初任科、各種専科の副読本としても活用できる、かみ砕いた解説。
  • 会社法が捜査実務とどう絡むかを、対話式や豊富な図解を用いて説明。民商事の絡む事件への苦手意識を払拭。
  • 取締役会設置の有無、最低資本金制度の撤廃など、現行会社法が擬律判断に与えた影響についても、実務に即して分かりやすく解説。

はしがき(抜粋)

本書は、「捜査研究」第700号(平成21年10月)から第714号(平成22年12月)までに連載したものを整理し、まとめ直したものです。

単行本にまとめ直すにあたっては、全体の構成を修正し、一部に対話式の記述スタイルを採り入れるとともに、冗長な記載や余事記載を削り、通読しやすいものにするよう努めました。

「なぜ会社法なのか」、「どうして会社法が必要なのか」という問いに対しては、「世の中の経済活動を『企業』が担っている以上、世の中の治安を担う警察も、否応なしに『企業』というものに対峙あるいは対応していかざるを得ない」と答えることができるのではないかと思います。

「企業≒会社≒株式会社」と理解すべきことや、この答えについての捜査実務に即した具体的な説明は、「第1章 会社の仕組みと捜査実務」にあるとおりですので、ここで重複することは避けます。

他方、会社法は、私法の中でも特に技術性の高い法律ですので、それだけ学ぶ側、特に多忙な警察官にとっては、理解するのに時間がかかる難解な法律ということになります。 これについては、本書が「〜入門」と題している以上、「必要最低限度のことがら(考え方)を極力分かりやすく説明する」ことに徹しました。

その分、本書では触れていない複雑な制度等もありますが、これらを理解するためにも、本書で説明してある基本的な概念や制度は、かなり役立つのではないかと思います。

平成23年10月

著者


目次

  • 第1章 会社の仕組みと捜査実務
    • 1 企業が関係する犯罪
      • (1) 「企業犯」と「企業が関係する犯罪」
      • (2) 「企業」と「会社」と「株式会社」
    • 2 捜査関係事項照会から
      • (1) 会社の登記
      • (2) 株式の譲渡制度と上場会社・非上場会社
      • (3) 取締役と取締役会
    • 3 「差し押さえるべき物」から
      • (1) 定 款
      • (2) 定款と会社法
    • 4 特別背任罪
      • (1) 特別背任罪の問題
      • (2) 特別背任罪の理解と株式会社の構造
  • 第2章 法人という法的技術とその業務執行
    • 1 法人という法的技術
    • 2 業務執行という概念
      • (1) 問題の所在
      • (2) 「業務執行」概念の理解(2つの面から)
      • (3) 業務執行権がある(業務執行機関である)ということの意義
    • 3 株式会社における業務執行
      • (1) 取締役会設置会社と取締役会非設置会社
      • (2) 取締役会非設置会社における業務執行
      • (3) 取締役会設置会社における業務執行
  • 第3章 株式という法的技術とその機能
    • 1 権利の総体としての「株式」
    • 2 単位としての「株式」
    • 3 「出資」単位としての株式
      • (1) 出資のための法的仕組み
      • (2) 出資者の有限責任・無限責任
      • (3) 株式会社における出資の基本的構図
  • 第4章 株式会社制度の理解のために
    • 1 株式の譲渡と株式会社の実態
      • (1) 株式の譲渡と株式市場
      • (2) 上場会社・非上場会社と株式会社の実態
      • (3) 株式譲渡の制限と株式会社の実態
    • 2 株式の保有と株式会社の支配
      • (1) 株主総会における議決権
      • (2) 株式会社の支配と所有
  • 第5章 特別背任事件の擬律と株式会社の構造
    • 1 会社法上の法律関係
    • 2 特別背任罪による擬律の可能性
    • 3 想定される抗弁(会計処理との絡み)
  • 第6章 株式の発行と払込みをめぐる問題
    • 1 株式の「引受け」と「払込み」
    • 2 株式会社の設立
      • (1) 設立の方法とその実態
      • (2) 「払込み」による会社財産の形成と「資本金」の額
    • 3 新株の発行
      • (1) 新株発行の態様
      • (2) 「払込み」による資金調達と「資本金」の額
    • 4 「払込み」をめぐる問題
      • (1) 払込金保管証明制度の廃止
      • (2) 「払込み」の仮装
  • 第7章 その他の重要な概念や制度
    • 1 監査役
    • 2 公開会社・非公開会社
    • 3 大会社・非大会社(中小会社)
  • 参考文献
  • 付録 参考重要条文集

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