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統計データが語る

交通事故防止のヒント

編著/監修
松浦 常夫 著
体    裁
A5判  320ページ
本体価格+税
2,400円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-1313-3
C3036 \2400E
発 行 日
平成26年6月20日
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本書の特色

  • 「交通統計」「交通事故統計年報」を中心に、統計データのうち主要な項目を取り上げ、交通事故の実態を科学的に分析
  • 分析に必要な多様なデータを分かりやすくグラフ化
  • 各テーマの導入にクイズを設け、読みやすく分かりやすい誌面構成

まえがき(抜粋)

本書は、交通事故統計データの主要なものをトピックスごとに選んで、それをグラフや表で示して、事故の実態と原因を解説した本です。どこから読んでも、交通事故防止のヒントがきっと得られます。

事故統計データは、事故を学ぶための情報の宝庫です。事故を学ぶ方法には、他に事故現場を観察したり、事故の当事者に話を聞いたりして事故事例を体験的に学ぶ方法がありますし、事故関連の本や記事を読む方法もあります。このうち体験的な学びは誰にでもできることではありませんし、立ち会える事故はそれほど多いわけではありません。事故関連の本を読むことはもちろん勉強になりますが、その前に交通事故統計を眺めて事故の姿を知っておくことが大切です。

なぜ交通事故統計が重要かといえば、表やグラフで示された交通事故統計は、交通事故という出来事を様々な角度から量的に把握し、分析するための手法だからです。表やグラフは客観的に示されるため、仲間内で知識が正確に共有できますし、相手に事故を説明する場合にも説得力を持ちます。何よりも、安全対策を立てる上での、正しい現状認識のベースとなります。

本書では、事故データの中から、事故の姿を捉えたり、事故の原因を知ったりするのに欠かせない項目(例えば、道路形状、年齢、通行目的、法令違反など)を選んで、その項目を集計したデータをグラフや表で示しました。また、その上で事故の実態や経年変化、その背景・理由などを交通心理学や他の交通科学の知見を交えて解説しました。できるだけ「交通統計」や「交通事故統計年報」に記載された集計データを用いましたが、そこにないデータも使いました。交通事故総合分析センターの統計表データやそこの集計システムを用いて独自に統計分析したデータ、交通事故分析関係の調査報告書のデータなどです。

「交通統計」などの統計書は、ほとんどがクロス集計表から構成されています。そのため数字が苦手な方には、とっつきにくいものかもしれません。本書ではこの点を解消するために、統計書の表を使った場合には、それを加工した上でグラフ化し、事故の実態を視覚的に明らかにしました。また、表で取り上げられている事故調査項目の定義を知らないと、ひとりよがりの解釈になりがちです。そこで項目の定義を明らかにした上で、図表が示す事故実態の意味を解説しました。

 

交通警察に携わる方だけでなく、地方自治体や学校の交通安全担当者、自動車教習所の指導員、企業の安全運転管理者や運行管理者など、多くの方に読んでいただき、事故防止に役立てていただければ幸いです。

日野キャンパスにて 2014年初春

松浦 常夫


目次

  • 第1章 どんなときに事故は起きるか
    • 1−1 事故発生月
      • 死亡事故は秋から年末に多い
    • 1−2 事故の多発日
      • 多発日を特定することは可能か
    • 1−3 事故発生時間帯
      • なぜ夜間は危険なのか
    • 1−4 天候と事故
      • 雨の日は事故が多いか
    • 1−5 通行目的
      • 業務中か私用中かで事故も違う
    • 1−6 同乗者
      • 同乗者は運転と事故にどう影響するか
  • 第2章 どこで事故は起きるか
    • 2−1 都道府県と交通事故
      • 事故の危険性を比べてみる
    • 2−2 道路形状
      • なぜ交差点で事故が多いのか
    • 2−3 道路線形
      • カーブの危険性とは
    • 2−4 交通信号
      • 信号機のある交差点事故の特徴とは
  • 第3章 だれが事故を起こすか
    • 3−1 子供の事故
      • 幼児、小学生、中学生でどう変わっていくか
    • 3−2 若者の事故
      • 若さと経験不足は事故にどう影響するか
    • 3−3 高齢運転者の事故
      • 加齢が運転にもたらす影響とは
    • 3−4 女性運転者の事故
      • 男性よりも事故を起こしやすいか
    • 3−5 バスとタクシーの事故
      • 一般ドライバーより事故の危険性が高いか
    • 3−6 自転車事故
      • 自転車は交通弱者か
  • 第4章 なぜ事故は起きるか
    • 4−1 事故原因
      • 事故の背景にはどんな要因があるか
    • 4−2 法令違反
      • 事故直前にどんな違反をしているのか
    • 4−3 速  度
      • スピード運転はなぜ危険か
    • 4−4 飲酒運転
      • 飲酒は少量でも運転に影響する
    • 4−5 運転中の発作・急病
      • どのような発作・急病が発生するか
  • 第5章 どんな事故が起きるか
    • 5−1 追突事故
      • 追突はどのようにして起きるか
    • 5−2 出会い頭事故
      • 出会い頭事故の原因と発生パターンとは
    • 5−3 車両単独事故
      • 単独事故は、いつ、どこで、誰が起こしているか
    • 5−4 歩行者事故
      • 人と車の両方から原因を探ると
    • 5−5 死亡事故と負傷事故
      • 事故は被害程度ごとに違う
  • 第6章 事故統計とは何か
    • 6−1 交通事故統計の成り立ちと調査項目
    • 6−2 交通事故統計表の種類と仕組み
    • 6−3 事故統計分析の目的と方法
  • 第7章 事故統計をいかに活用するか
    • 7−1 事故統計から安全対策を導く
    • 7−2 事故データを用いた安全対策の効果測定

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