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火災報告取扱要領のてびき

編著/監修
調査実務研究会
体    裁
B5判  216ページ
本体価格+税
1,700円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-2386-6
C3032 \1700E
発 行 日
平成26年10月1日
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発行予定 / 4月

本書の特色

  • 火災報告取扱要領の内容に自信がない…。この場合、小分類・細分類はどれを選ぶの?「焼き損害」でいつも迷うなぁ…。これらのお悩みを解決!スムーズな業務をサポートします。
  • 『火災報告取扱要領ハンドブック』とセットで使うと分かりやすさ倍増!
  • 『月刊消防』に連載中の「火災調査マイスターがあなたの疑問を解決!!火災調査Q&A」も掲載しています。

はしがき

火災の調査員は、管内で火災が発生すると、以後の火災を予防する施策のため、その原因を究明するとともに、被害等についてルールに基づき数値化する等して、実態を記録するほか、住民へ火災の被害等を分かりやすく伝えることにより火災予防を啓発しています。

火災のデータは、各消防本部において「火災報告」として火災1件ごとに総務省消防庁へ報告し、消防庁は『消防白書』等に複雑、多様化する火災の実態を取りまとめ、火災予防関係の法令改正や基準の制定等に活用するほか、そのデータを示すことにより、住民の火災予防の啓発を行っています。

火災報告はその項目が多いことと、区分が複雑なこともあり、消防庁では火災報告取扱要領を通知し、作成の基準を示していますが、それでも火災の実態は1件ごとに違うこともあり、火災報告の作成が容易でないことから、防災行政研究会で編著し、東京法令出版株式会社から発行されている『火災報告取扱要領ハンドブック』により解説を加えています。

しかしながら、団塊世代の大量退職により職員の若返りが激しい消防本部では、火災調査の経験が少ない職員が多く、『火災報告取扱要領ハンドブック』を手元に置きながらも、火災報告の項目の区分に苦慮していることではないでしょうか。

そこで、当研究会が今までの経験と過去の質疑応答などを参考にし、火災報告にあたって詳細な説明が必要と思われる項目の区分等について、実務的な立場で、火災調査の経験が少ない職員の「てびき」となるように取りまとめてみました。

火災現場での実況見分や火災調査書類の作成等で苦労している職員が、火災報告での苦労が減ることを期待しています。

最後に、全国の消防職員が火災報告の項目の区分に関することに苦労していることを感じ取り、本書の企画をしていただいた企画担当者に対し、この場を借りて御礼申し上げます。

平成26年9月

調査実務研究会

目次

  •  
    • 基本事項の解説
  • 火災の定義について
      • ADVICE
        • 1 やけどの場合
        • 2 ごみ置き場の場合
        • 3 鎮火後覚知の場合
        • 4 消火施設と同程度の効果があるものについて
        • 5 事後聞知火災について
        • 6 石油燃焼器具の異常燃焼について
        • 7 電気設備における電気事故と火災
        • 8 爆発について
  • 火災調査の対象について
      • ADVICE
        • 1 船舶火災や航空機災害について
        • 2 外交特権について
        • 3 不明事項について
  • 火災報告の報告義務について
      • ADVICE
        • 1 応援出場について
        • 2 市町村を移動した車両等の火災
        • 3 消防対象物が二つの市町村にまたがっている場合
        • 4 他市町村へ延焼した場合①
        • 5 他市町村へ延焼した場合②
  • 火災件数の取扱いについて
      • ADVICE
        • 1 出火原因が放火に基づくとき
        • 2 出火原因が地震、落雷等に基づくとき
        • 3 出火原因が漏電に基づくとき
        • 4 同一の消防対象物で2箇所以上から出火した場合の出火点の判定
        • 5 飛火火災の取扱い
        • 6 再燃したふとん類の取扱い
    • 非集計項目の解説
      • ADVICE 火災報告の非集計項目について
    • 01表の解説
  • 火災種別
    • ⑴ 建物火災について
      • ADVICE
        • 1 長屋門について
        • 2 「土地に定着」について
        • 3 地下の変電室火災
        • 4 バス待合所火災
        • 5 新築中の建築物からの出火
        • 6 廃屋等の火災
        • 7 屋上等の設置物の焼損
        • 8 車両等を改造して店舗等に利用している場合
        • 9 海上の油田発掘等用のやぐらの火災
        • 10 ビニールハウス火災
        • 11 鉄道高架下の商店街について
        • 12 ごみ箱が焼損した場合
        • 13 干してあったふとんの焼損について
        • 14 屋内と屋外の境界線について
    • ⑵ 収容物について
      • ADVICE
        • 1 倉庫外の商品の火災について
        • 2 店舗外にはみ出した商品の火災について
        • 3 車庫外にはみ出した自動車への放火について
        • 4 建物内の車両の火災
    • ⑶ 車両火災について
      • ADVICE
        • 1 放置車両の火災
        • 2 転落放置自動車からの出火
        • 3 ナンバープレートなしパワーショベルの火災
        • 4 修理中のトラックからの出火
        • 5 修理中のドッグ内船舶からの出火
        • 6 オートバイでけん引中のリヤカーの荷物から出火した場合
        • 7 トラックの荷台の廃材等が燃えた場合
        • 8 駅構内にある機関車部門から切り離された貨車のみ焼損した場合
        • 9 電動アシスト自転車について
        • 10 電気自動車について
    • ⑷ その他の火災について
    • ⑸ 火災の種別が2種類以上複合する場合について
      • ADVICE 火災種別が複合している場合
    • ⑹ その他
      • ADVICE
        • 1 放火自殺による火災
        • 2 石油ストーブが異常燃焼を起こした場合
  • 爆発
      • ADVICE
        • 1 瞬間的な混合ガスの爆発について
        • 2 爆発燃焼が継続して焼き損害が出た場合
  • 出火時刻
      • ADVICE
        • 1 出火時刻の決定について
        • 2 出火時刻の数字の書き方
        • 3 無炎燃焼を継続した場合の出火時刻
        • 4 野焼の出火時刻
        • 5 フライパンの過熱による火災の出火時刻
        • 6 出火時刻は必須項目
  • 覚知時刻
      • ADVICE
        • 1 覚知時刻とは
        • 2 消防団員の覚知時刻
  • 放水開始時刻
      • ADVICE
        • 1 インパルス銃での消火
        • 2 屋内消火栓での消火
  • 火勢鎮圧時刻
      • ADVICE
        • 1 残火処理時刻ではない
        • 2 放水なしの場合
        • 3 火勢鎮圧の経緯の記録
        • 4 放水の定義
        • 5 インパルス銃で火勢を鎮圧させた場合
        • 6 消防隊の放水がない場合
  • 鎮火時刻
      • ADVICE
        • 1 事後聞知の場合
        • 2 爆発の場合
  • 覚知方法
      • ADVICE
        • 1 消防機関の定義
        • 2 非常通報装置等の覚知区分
        • 3 警察電話の区分
  • 初期消火器具
      • ADVICE
        • 1 初期消火器具は一つ
        • 2 火災鎮圧に有効だった初期消火器具番号の記入方法
        • 3 初期消火器具区分には消防用設備も含まれる
        • 4 初期消火なしの場合
  • 最寄り消防機関からの距離
      • ADVICE
        • 1 最寄消防機関
        • 2 敷地の広い事業所等の位置基準の設定
        • 3 消防対象物が二つの市町村にまたがっている場合
  • 火元―業態
      • ADVICE
        • 1 別表第2「業態別分類表」の枠囲み注意書について
        • 2 業態を記入する場合①
        • 3 業態を記入する場合②
        • 4 業態を記入しない例外
        • 5 業態が複合する場合の取扱い
        • 6 その他の留意事項
  • 火元―用途
      • ADVICE
        • 1 「第1の6の?に定める建物」について
        • 2 建築物の用途について
        • 3 建物の用途分類について
        • 4 長屋住宅について
        • 5 下宿について
        • 6 寄宿舎について
        • 7 取扱要領の火元の用途について
        • 8 消防法施行令第8条の区画の単位について
        • 9 中分類21から24までの複合建築物
        • 10 季節で占有目的が違う建築物の場合
        • 11 空家の業態について
        • 12 建築中の建物の用途
        • 13 空家の用途分類
        • 14 「その付属別むね建築物」の分類
        • 15 車両等の用途について
  • 火元―防火対象物等の区分
  • 出火箇所
      • ADVICE
        • 1 分類方法
        • 2 出火箇所不明の場合
        • 3 1件の火災の原則
        • 4 大分類から選択の原則
        • 5 小分類からの選択
  • 出火原因
      • ADVICE
        • 出火原因の構成
        • ●出火原因の区分
        • ●出火原因の中の「発火源」、「経過」、「着火物」の判定例
  • 出火原因―発火源
      • ADVICE
        • 1 小分類に該当する発火源が認められない場合
        • 2 モーターが発火源の場合
        • 3 発火源が不明若しくは調査中の場合
        • 4 発火源を小分類から選択した場合
        • 5 ライターで新聞紙に火をつけた場合
        • 6 発火源がマッチかライターに判定できない場合
        • 7 マッチによる放火の場合
        • 8 漏電の場合
        • 9 電源コードからの出火の場合
  • 出火原因―経過
      • ADVICE
        • 1 経過の考察について
        • 2 子供が花火をしていた場合
        • 3 経過が不明(調査中)の場合
        • 4 小分類に該当する内容がない場合
        • ●経過の各分類の説明と事例等
  • 出火原因―着火物
      • ADVICE
        • 1 配線からの出火例
        • 2 その他を選ぶ場合
        • 3 着火物が不明の場合
        • 4 発火源がそのまま着火物になる場合
        • 5 着火物の内容が複数ある場合
        • 6 選択順の例外
        • 7 発火源から延焼した場合
    •  02表の解説
  • 出火階数
      • ADVICE
        • 1 階数に含まれない場所から出火の場合
        • 2 出火階数不明の場合
        • 3 死者が発生した火災の場合
  • 焼損程度(火元建物の損害状況)
      • ADVICE
        • 1 焼損程度の対象
        • 2 焼き損害での「すすけ」の扱い
        • マイスターからひと言「焼損程度に係る報道対応について」
  • 火元建物の焼損床面積
  • 火元建物の焼損表面積
      • ADVICE
        • 1 焼損床面積について
          • 1 「床面積」は「床の面積」とは異なる
          • 2 収容物と壁体のみ焼損した場合
          • 3 天井からの燃え下がりの場合
          • 4 収容物のみ焼損した場合
          • 5 焼損面積の焼損とは
          • 6 四捨五入の表記
          • マイスターからひと言「火災調査書類の記入例」
        • 2 焼損表面積について
          • 1 焼損表面積で特に注意すること
          • 2 窓が焼損している場合
          • 3 四捨五入の誤差について
          • マイスターからひと言「火災調査書類の記入例」
  • 延焼による焼損棟数
      • ADVICE
        • 1 焼損棟数に計上される建物
        • 2 棟の原則等について
        • 3 主屋と接続しているものの場合
        • 4 屋上に作られた木造の小屋の場合
        • 5 耐火建築物の外壁を利用している建物の場合
        • 6 渡り廊下で連絡している施設の場合
        • 7 区画していても建物の機能上一体である場合
        • 8 収容物のみの焼損の場合
  • 区画
      • ADVICE
        • 1 取扱要領上の区画について
        • 2 構造違反について
  • り災世帯数(算定方法)
    • ⑴ 世帯数の算定
    • ⑵ 世帯と建物の用途について
      • ADVICE
        • 1 旅館に居住している家族について
        • 2 事業と居住の用に供する部分が競合する建物について
        • 3 使用人、雇い人等について
        • 4 り災世帯の算定に係る「住居」と「家計」について
  • り災世帯数(り災程度)
      • ADVICE
        • 1 長屋住宅について
        • 2 生活の本拠としている場所について
        • 3 り災程度の判定に伴う疑義について
  • り災人員
      • ADVICE
        • 1 空き家における「り災世帯」と「り災人員」について
        • 2 内縁関係者のり災者について
        • 3 工場等のり災人員について
        • 4 「り災人員」と「り災者」について
  • 死者数及び負傷者数
      • ADVICE
        • 1 「直接起因する」とは
        • 2 放火自殺(未遂)について
        • 3 「現場」とは
        • 4 「引き上げる時」とは
        • 5 30日死者について
  • 損害額
      • ADVICE
        • 1 家人等による消火活動中の水損、破損
        • 2 消火のために要した経費等
        • 3 出場中の交通事故
        • 4 水道管の破裂
        • 5 消火行為に付随して発生した損害
        • マイスターからひと言「トラブル回避のための説明の重要性について」
  • 損害状況と損害額
      • ADVICE
        • 1 収容物の損害額について
        • 2 修理費の損害額
        • 3 屋外に一時保管の衣類等の焼損について
        • 4 ソフトウェアの開発費について
        • 5 放火自殺の場合の着衣の扱い
        • 6 交通事故の場合の車両の扱い
        • 7 爆発後に発生した火災の扱い
        • 8 四捨五入について
        • マイスターからひと言「火災調査書類の記入例」
        • 9 骨董品や宝石類の扱い
  • 林野の損害状況―焼損面積
      • ADVICE
        • 1 水平投影面積で算定する
        • 2 四捨五入した面積について
  • 車両、船舶、航空機の焼損数
      • ADVICE 取扱要領上の車両の定義
  • 爆発の損害状況
    • 03表、04表、05表、06表の解説
  • 負傷者の区分
      • ADVICE 負傷程度の日数
  • 負傷者の避難方法
      • ADVICE
        • 1 年齢区分
        • 2 消防隊の介助の有無
  • 負傷者の性別年齢区分
      • ADVICE 生年月日での年齢確認が確実
  • 負傷者の受傷原因
      • ADVICE
        • 1 正確な年齢を確認する
        • 2 受傷原因は最初に負傷したもので判断する
    •  07表「死者の調査表」の解説
  • 死者の区分
      • ADVICE 48時間以内の死者・30日死者
  • 死者の発生した火災の種別
      • ADVICE 01表010行⑵の火災種別との違い
  • 死者の発生した建物等
      • ADVICE 類焼棟で死者が発生した場合
  • 死者の職業
      • ADVICE
        • 1 死亡時の職業を選択する
        • 2 職業分類
        • 3 乳幼児について
  • 死因
      • ADVICE
        • 1 警察との連携
        • 2 火災によるショック死
        • 3 病死の原因が火災の可能性がある場合
        • 4 死因が持病か火災による負傷か判断できない場合
  • 火元建物等
  • 出火時死者のいた場所
  • 死者の発生した場所
  • 出火時死者のいた建物等と同一の建物等にいた者の数
  • 同一建物等内での死傷者数
  • 出火時死者と一緒にいた者の年齢別
  • 特記事項
  • 参考 死者のチェック表
  • 実況見分に関するQ&A
      • QUESTION1 実況見分後の説明について
      • QUESTION2 実況見分調書と質問調書の実施回数の数え方
      • QUESTION3 消防機関による質問範囲について
  • 質問調書に関するQ&A
      • QUESTION1 質問調書が複数枚の場合の割印及び訂正印について
  • 火災調査書類に関するQ&A
      • QUESTION1 焼き(焼燬)の表現について①
      • QUESTION2 焼きの表現について②
      • QUESTION3 火災調査書類の保存年限について
      • QUESTION4 写真の加工と改ざんについて
      • QUESTION5 発火源の考察について
      • QUESTION6 五感を活用した事実の記載について
      • QUESTION7 林野火災の焼損面積について
      • QUESTION8 物的証拠がない状態での調査書類について
  • 損害調査に関するQ&A
      • QUESTION1 証明事務について
      • QUESTION2 消火損害について
  • 火災の定義等火災報告に関するQ&A
      • QUESTION1 エアコン室外機の焼損について
      • QUESTION2 爆発について
      • QUESTION3 覚知時刻について
      • QUESTION4 火災種別(収容物)について
      • QUESTION5 火災、非火災の判定について
      • QUESTION6 火災種別が複合する場合の判定について
      • QUESTION7 着火物の判定について
      • QUESTION8 発火源の検討について
      • QUESTION9 火災件数について
      • QUESTION10 覚知時刻について
      • QUESTION11 不明火災について
      • QUESTION12 報告義務と出火箇所の考え方について
      • QUESTION13 空き家火災の出火分類について
      • QUESTION14 「類焼」とするかどうかについて
      • QUESTION15 火災件数の扱いについて
      • QUESTION16 焼損面積の算定について
      • QUESTION17 焼損床面積と焼損表面積について
      • QUESTION18 火災の定義について
      • QUESTION19 放火による発火源及び出火原因について
      • QUESTION20 「火災」として扱うことの有無について
      • QUESTION21 火災の種別について
      • QUESTION22 火元の用途について
  • その他火災調査に関するQ&A
      • QUESTION1 検察への説明と燃焼実験について
      • QUESTION2 弁護士等からの照会について
      • QUESTION3 メーカーへの照会について
      • QUESTION4 警察からの照会について
      • QUESTION5 火災原因と新聞発表について
      • QUESTION6 情報の適正使用について
      • QUESTION7 損害保険登録鑑定人について
      • QUESTION8 出火箇所の特定について
      • QUESTION9 火災調査と警防活動の時間経過について
      • QUESTION10 り災証明に焼損程度を記載することについて
      • QUESTION11 査察の違反処理における実況見分調書について
      • QUESTION12 火災調査に関する写真の公開について
      • QUESTION13 立入検査の妨害等について
      • QUESTION14 火災調査書類の信頼性について
      • QUESTION15 震災時の火災調査について
      • QUESTION16 現場保存と火災原因調査について
      • QUESTION17 火災原因調査の始動時点について
      • QUESTION18 り災証明と火災の原因について
      • QUESTION19 インターネット情報の使用について
      • QUESTION20 不明火災について
      • QUESTION21 効果的な広報の仕方について
      • QUESTION22 災害による被害報告について

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