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図解 実務で使える防火査察

予防技術検定対応版

編著/監修
予防業務支援グループ代表 北村 芳嗣 編著
体    裁
B5判  312ページ
本体価格+税
2,500円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-2443-6
C3032 \2500E
発 行 日
平成29年12月20日
内容現在
平成29年11月1日
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本書の特色

  • 適正な違反是正業務を遂行するための大事なサポーター。予防技術検定受検にも役立つ!
  • 立入検査標準マニュアル・違反処理標準マニュアルと消防法の防火査察該当条文の内容を整理して要点を提示
  • 予防技術検定[防火査察]の受検用参考書として、共通科目の範囲も登載
  • オールマイティーに使える予防業務の右腕

発刊にあたって

予防業務は、消火活動、救急活動と合わせて消防行政の中での三つの大きな活動領域の一つであり、円滑な消防活動の確保の上からも重要な業務となっている。しかし、消火活動や救急活動とは業務内容が異なり、若干時間的なゆとりがあるとはいえ、消防法令に基づく行政措置権の誤りや誤った行政指導に対し行政不服審査や損害賠償請求など極めて厳しい反論がなされることがある。それゆえ、業務を適正に遂行しなければならず、法令、通知、技術基準などを正しく理解し、相手方の立場を理解した上で進めなければならない業務となっている。

現在その業務は、防火管理、危険物施設の許認可、消防用設備等の設置等に係る分野だけでなく、防火対象物点検、設備点検、火気規制、防炎規制、住警器設置さらに違反処理事務など多様な分野に及んでおり、予防分野全体が広範囲なため容易に取りつきにくい印象を与える領域となっている。予防業務の基本を修得するためには、基礎となる法令をしっかり読み込んで、何がポイントとなっているかを理解した上で勉強を進めることが望まれる。

本書は、まず第1章と第2章で立入検査と違反処理の手順や方法を「立入検査標準マニュアル」「違反処理標準マニュアル」から抜き出し、現在の予防行政が違反是正に向けた姿勢を根底において進められていることを理解してもらう内容とした。次に、第3章から第6章は消防法の条文に沿って、その内容を整理して要点を示し、政令等や過去の経緯なども掲載するようにした。

見出しに縦書きの消防法条文を掲載したのは、法令集とリンクさせることにより、将来にわたって、予防業務を日常的に行う上で、法令集が身近に使われることを考慮したためである。また、過去の災害や経緯を踏まえ、本文の余話を“CoffeeBreak”のコーナーで取り上げて説明を試みた。

予防技術検定の専攻科目は、防火査察・消防用設備等・危険物の3科目がある。消防用設備等については、消防設備士試験対策のテキスト・問題集があり、危険物においても同様のものがあるが、防火査察のテキストが少ないことから、本書は、試験対策として役立つことも目的として編集しており、各項目の中に試験対策上知っておいてもらいたいことを「ポイント」として掲載した。各項目の「演習問題」は、できるだけ本文を読み込んで自身で考え理解してもらえる内容に絞っており、他の問題集にもチャレンジされるとよい。

消防の業務は、予防、警防、救急など、どのような仕事も消防職員として個々人が責任をもって判断し、活動する分野が広くかつ深いものが多く、自分のスキルを磨くことにより、やりがいが創出される職場である。つまり、消防の世界は、仕事の内容が個々の職員の資質に委ねられている部分が大きく、自分自身が納得して「面白い」と思うと、どのような分野も面白く感じられ充実感のある仕事となる。この本が、興味を持って、予防業務に取り組んでもらえる一助になれば幸いである。

平成29年12月

予防業務支援グループ 
代表 北村芳嗣


目次

  • 第1章 立入検査
    • 1.1 立入検査の基本…1
      • 1.1.1 立入検査の経緯…2
      • 1.1.2 法的事項…3
      • 1.1.3 立入検査の実施内容…5
      • 1.1.4 消防法における予防行政の構成…6
    • 1.2 立入検査の実務…8
      • 1.2.1 立入検査の実施…8
      • 1.2.2 関係機関との連携
    • 1.3 防火対象物の用途別留意事項
      • 1.3.1 小規模雑居ビル立入検査時の留意事項
      • 1.3.2 量販店等立入検査時の留意事項
      • 1.3.3 個室型店舗等立入検査時の留意事項
      • 1.3.4 火災予防に直接関係しない消防法令の規定の不備に係る確認等
      • 1.3.5 危険物施設の立入検査時の留意事項
    • ☆ 演習問題
    • ★ Coffee Break 法第4条の改正経緯について
    • ★ Coffee Break 法令の基本形式と法令用語について
  • 第2章 違反処理
    • 2.1 違反処理の基本
      • 2.1.1 違反処理の基本等
      • 2.1.2 違反処理の区分
      • 2.1.3 違反処理への移行
    • 2.2 違反処理の実務(吏員命令)
    • 2.3 違反処理の実務(警告、命令)
    • 2.4 違反調査と命令書等作成
      • 2.4.1 違反調査
      • 2.4.2 実況見分調書の作成
      • 2.4.3 質問調書の作成
      • 2.4.4 違反調査報告書の作成
      • 2.4.5 警告書の作成
      • 2.4.6 命令に先立って行う聴聞・弁明の機会の付与
      • 2.4.7 命令書の作成
    • ★ Coffee Break 違反是正の促進
    • 2.5 違反処理に伴う行政救済
      • 2.5.1 行政手続法と行政救済制度
      • 2.5.2 行政救済の全体
      • 2.5.3 措置命令等に対する不服申立て
      • 2.5.4 行政事件訴訟
      • 2.5.5 損失補償
      • 2.5.6 教示
    • 2.6 告発・代執行
      • 2.6.1 告発
      • 2.6.2 告発・代執行・過料の流れ
      • 2.6.3 告発書の作成
      • 2.6.4 行政代執行
      • 2.6.5 略式の代執行
      • 2.6.6 過料
      • 2.6.7 その他の行政処分
      • 2.6.8 違反処理基準
      • 2.6.9 試験対象外の違反処理
    • ☆ 演習問題
    •  Coffee Break 予防技術検定の試験について
  • 第3章 火災予防措置
    • 3.1 屋外における火災予防措置
      • 3.1.1 趣旨
      • 3.1.2 命令の対象と措置
      • 3.1.3 命令の要件等一覧
      • 3.1.4 命令時の留意事項
      • 3.1.5 代執行
      • 3.1.6 屋外の火災予防措置の流れ
      • 3.1.7 法第3条の条文上の第1項、第2項、第4項の相違点
    • 3.2 防火対象物の火災予防措置命令
      • 3.2.1 趣旨
      • 3.2.2 命令事項
      • 3.2.3 標識による公示
      • 3.2.4 行政代執行
    • 3.3 防火対象物の使用の禁止、停止又は制限の命令
      • 3.3.1 趣旨
      • 3.3.2 命令事項
    • 3.4 消防吏員による防火対象物における火災の予防又は消防活動の障害除去のための措置命令
      • 3.4.1 趣旨
      • 3.4.2 命令事項
      • 3.4.3 代執行
      • 3.4.4 防火対象物の消防吏員命令の流れ
    • 3.5 法第5条関係の特例と行政救済措置
      • 3.5.1 審査期間の特例
      • 3.5.2 訴えの提起と損失補償
      • 3.5.3 不服申立て等の教示
    • ☆ 演習問題
    • ★ Coffee Break 法第5条関係の相違点
    • ★ Coffee Break 法第5条の3の執行
    • ★ Coffee Break 法第5条関係の実際
  • 第4章 防火管理
    • 4.1 防火管理制度
      • 4.1.1 趣旨
      • 4.1.2 選任義務対象物
      • 4.1.3 管理権原者
      • 4.1.4 防火管理者の資格の要件
      • 4.1.5 防火管理者の責務及び業務
      • 4.1.6 防火管理義務対象物の区分の一覧
      • 4.1.7 防火対象物の区分による防火管理者講習
      • 4.1.8 甲種防火管理者の再講習
    • 4.2 統括防火管理制度
      • 4.2.1 趣旨
      • 4.2.2 統括防火管理義務対象物
      • 4.2.3 統括防火管理者の選任
      • 4.2.4 統括防火管理者の責務
      • 4.2.5 消防長等による命令事項
      • 4.2.6 防火管理と統括防火管理の相違
    • 4.3 防火対象物定期点検報告制度
      • 4.3.1 制度の概要
      • 4.3.2 点検対象となる防火対象物
      • 4.3.3 点検内容
      • 4.3.4 点検者
      • 4.3.5 点検と報告
    • 4.4 防火対象物定期点検報告の特例認定
      • 4.4.1 制度の概要
      • 4.4.2 特例認定の要件
      • 4.4.3 特例認定の手続
      • 4.4.4 特例認定の表示
      • 4.4.5 特例認定の失効
      • 4.4.6 特例認定の取消し
    • ☆ 演習問題
    • ★ Coffee Break 法第8条防火管理関係について
    • ★ Coffee Break 法第8条の2について
  • 第5章 防火防災対策
    • 5.1 避難上必要な施設等の管理
      • 5.1.1 趣旨
      • 5.1.2 執行上の要点
    • 5.2 自衛消防組織
      • 5.2.1 設置対象
      • 5.2.2 自衛消防組織を置かなければならない者
      • 5.2.3 業務内容
      • 5.2.4 自衛消防組織の設置命令
    • 5.3 防災管理制度
      • 5.3.1 制度の概要
      • 5.3.2 防災管理を要する災害
      • 5.3.3 防災管理を要する建築物
      • 5.3.4 防災管理制度のまとめ
    • 5.4 防炎規制
      • 5.4.1 趣旨
      • 5.4.2 対象等の概要
    • 5.5 火を使用する設備器具等に対する規制について
    • 5.6 住宅用防災機器
    • ☆ 演習問題
    • ★ Coffee Break 防火と防災管理関係規定の一覧
  • 第6章 消防用設備等
    • 6.1 消防用設備等の設置・維持
      • 6.1.1 消防用設備等の制度
      • 6.1.2 条文の構成
      • 6.1.3 消防用設備等の種類
      • 6.1.4 特例の適用(基準の特例)
      • 6.1.5 消防用設備等の設置
      • 6.1.6 用途の取扱い(原則)
      • 6.1.7 構造等による設備規制
    • 6.2 既存防火対象物の消防用設備等の設置
      • 6.2.1 設置時の法令適用
      • 6.2.2 適用除外等の仕組み
      • 6.2.3 法令改正時の法令適用
    • 6.3 消防用設備等の検査等
      • 6.3.1 消防用設備等の維持管理
      • 6.3.2 消防設備士
    • 6.4 消防用設備等の点検制度
      • 6.4.1 制度概要
      • 6.4.2 点検資格者講習制度
    • 6.5 消防用設備等の違反時の対応
      • 6.5.1 消防用設備等設置・維持違反の命令
    • ☆ 演習問題
    • ★ Coffee Break 法第17条の多様性
  • 第7章 共通科目
    • 7.1 消防組織法
    • 7.2 消防法
    • 7.3 危険物
    • 7.4 火災調査
    • 7.5 燃焼理論
    • 7.6 建築基準法
    • 7.7 消防法令の略語等の手引
    • ★ Coffee Break 政令別表第1の(2)項と(6)項
    • ★ Coffee Break 消防法の用途の扱い
    • 7.8 参考法令
    • ○行政手続法〔抄〕
    • ☆ 演習問題 解答

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