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消防職員のための

消毒・滅菌・感染症対策マニュアル

編著/監修
玉川 進 編著(独立行政法人国立病院機構旭川医療センター)
体    裁
B5判  100ページ
本体価格+税
1,600円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-2448-1
C3047 \1600E
発 行 日
平成30年6月1日
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本書の特長・セールスポイント

消防職員専用の消毒・滅菌・感染症対策マニュアルができました!

「感染症なんて、めったにかからないよね?」

「消毒薬ってどれを使えばいいの?」

「この感染症対策で本当にいいのかな?」

このようなちょっとした"不安"と”迷い”と"ギモン"をこの一冊がすべて払拭します!

 

  • 己を守るには、まず敵を知る必要があります。 消防が遭遇しやすい感染症の実態と対処方法をご紹介。
  • 感染症に効果的な消毒薬を具体的にピックアップ。 希釈の計算方法もバッチリ!
  • 「どうしてこうするのか」理由を明確に説明しているから納得して作業ができます。
  • 主な資機材の消毒方法を、豊富な写真とともに何をどこにどう使うのか、分かりやすく解説。
  • 救急出動には欠かせない救急車。 日々の出動の中において短時間で効率的に消毒するためのポイントも押さえています。

本書のコンセプト

救急・救助活動は、常に感染症のリスクと隣り合わせです。 消防職員は、パンデミックを引き起こさないための重要な砦ともいえます。 しかし、救急隊のみならず、消防隊、救助隊の皆さんが接触した傷病者が実は感染症だった…ということが起こるかもしれません。

感染症対策においては、まずはご自身や同じ隊の仲間を守ることが大切です。 そして、救急需要が高まっている昨今、その重要性はさらに高まると思われます。

ほんの少しでも普段の消毒・殺菌方法や感染症対策に不安のある方が、自信を持って対策に当たっていただけるよう、本書が作られました。


はじめに

平成29年7月20日、東京法令出版㈱北海道営業所の小林孝行さんと佐藤晃さんが私の勤務する病院を訪れました。雑談の中で小林さんは「ある消防から『消毒の本が欲しい』という要望があった」とおっしゃいます。「感染症が怖いのは知っているが、どんな消毒をすればよいのか分からない」、「同じ方法を漫然と行っているが耐性菌が出ないか心配」なのだそうです。私は、以前は手術室で働いていましたし、現在は検査が専門なので、その場で私が書くことを申し出て、この本の制作がスタートしました。

この本は消防の人に読んでもらう本です。そのため日頃からたくさんの論文を発表している留萌消防組合消防本部の3人にお願いして一緒に書いてもらうことにしました。留萌消防の3人が先に原稿を書き、私が医学的に肉付けしています。感染症や消毒薬は、現場に即したもののみを取り上げ、消毒方法も一つだけ提示しています。つまり、この本を読めば迷いは消え、感染の拡大も耐性菌の出現もありません。

本書の制作に当たっては、留萌消防組合消防本部の中路和也消防長に大変お世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。

平成30年5月

玉川 進


目次

  • 第1章 消毒と感染制御のエッセンス
    • 1 感染症対策に特殊な薬品や資機材は登場しない
    • 2 消毒のエッセンス
    • 3 感染制御のエッセンス
  • 第2章 消防で遭遇する感染症
    • 1 微生物とは
    • 2 微生物の分類
    • 3 感染経路と予防策
    • 4 消防で遭遇する主な感染症
  • 第3章 消毒薬と洗浄剤
    • 1 絶対そろえるべき消毒薬2種類
    • 2 あってもよい消毒薬2種類
    • 3 洗浄剤
    • 4 消毒のキーワード「洗浄」「濃度」「時間」「温度」
  • 第4章 機械を用いた消毒方法
    • 1 オゾンガス
    • 2 紫外線
    • 3 高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)
  • 第5章 資機材と環境の消毒
    • 1 バックボード
    • 2 スクープストレッチャー
    • 3 メインストレッチャーと防振ベッド
    • 4 バッグバルブマスク(BVM)
    • 5 ラリンゲアルチューブ
    • 6 吸引器
    • 7 ウエストポーチ
    • 8 救急車車内
  • 第6章 個人での感染防止策
    • 1 標準予防策
    • 2 通常の現場での予防策
    • 3 感染症疑いの場合の予防策
    • 4 感染源の管理
    • 5 手洗いの方法
    • 6 個人の感染防止衣
  • 第7章 消防組織としての感染症対策
    • 1 消防の初動がパンデミックを左右する
    • 2 感染症の存在を「疑う」ことが感染症を未然に防ぐ
    • 3 感染症を防ぐ手段は「予防」と「業務後の対応」の二本柱である
    • 4 隊員が感染症にかかったら
  • 第8章 資 料

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