月刊警察2009.5月号

■レストボックス
ワーキングプア層を対象にした簡易宿泊施設。2段ベッド、共同キッチンとシャワールーム、トイレ、洗濯機などの設備が利用できる。住まいがない利用者が多いため、1日目は無料、翌日から1泊1800円程度の料金をとる施設が大半で、昭和30〜40年代の「ドヤ」の現代版ともいえる。
ドヤの利用者が主に地方から出稼ぎに来た中年男性だったのに対し、レストボックスの利用者は「ネットカフェ難民」などと話題になった20〜30代が多く、都市部などに急増しているという。

■オートランウィルス
USBウィルスとも呼ばれる新種のコンピューターウィルス。ウィルスに感染したパソコンにUSBメモリーなどの外部記憶媒体を接続すると、自動的にウィルスがコピーされ、媒体を介して他のパソコンへと感染が拡大していく。
これまでのウィルスに外部記憶媒体へ感染する機能が新たに組み込まれたもので、今年1月までに100種以上が発見されている。感染しても通常のデータファイルを装って表示されたり、感染後は対策ソフトを強制終了させるなど、発見しにくい構造になっているものが多い。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)