月刊警察2009.6月号
5月のゴールデンウィーク、はるばるアメリカ・フロリダのオーランドから、妹が旦那と娘・息子と一緒に帰ってきました。妹とは9年ぶりの再会に戸惑うかと思っていたのですが、会った瞬間9年という年月の隔たりは、あっという間に縮まりました。姪っ子・甥っ子には、初めて会う感覚とは違う、むしろ懐かしさを覚えました。旦那さんも大らかな人で、大変有意義な時を過ごさせていただき、あれよあれよと、滞在期間十日間は経ってしまいました。成田での新型インフルエンザ水際対策が、騒々しかったことも懐かしいばかりです。
人には、一瞬のうちに時を埋めてしまうことや、また、初対面の人に対しても懐かしむことができる、適応能力があるのでしょう。実にそれは素晴らしい能力だと思えてなりません。人を思いやる・慈しむ心が誰しもに宿しているからこそ、備わった能力だと言えるのではないでしょうか。このようなことを、きちんきちんと気づいていくところに、仕事の広がりも、人生の広がりもあると思いますし、確信しています。
大好評の連載「気づきのヒント」。気づくことの大切さ、気づいていくことの快適さ、いろいろなことを気づかせてくれる内容となっています。「試験にのぞむは何のため」。読者の方々がそのことを気づき、喜んでいただける誌面作りにますます取り組んでまいります。
(Nぽん)