月刊警察2011.1月号
読者の皆様,新年明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって幸せな一年となることを祈念いたします。
昨年末,ある総務部門の警察官に,現在取り組んでいる独自の施策の効果についてお話をうかがいました。その際,「地域における身近な問題をも放置せずに快く対応することが,住民との信頼・協力関係を生み,それがやがて有益な情報提供や事件の検挙にもつながっていった」という好事例をお聞きすることができました。「やるべきことをきちんとやる」,まさに“基本に徹する”という普段からの姿勢が,信頼関係を生む上でも大切なことであると改めて気付かされました。
私ごとですが,東京へ赴任してから3度目の正月を迎えました。近所でなじみの飲食店も増えましたが,リピーターになった店のポイントは,味や値段もさることながら,店員のあいさつ,笑顔,態度,サービス精神等を含めた店全体の雰囲気を感じ取って,「いかにまた来たいという気持ちにさせられたか」だったと思います。これらの姿勢の大切さは,自分(小誌)が顧客に末長くお付合いをいただき,信頼・協力の輪を更に広げていく際にも同様でしょう。
日々の出会い大切にするところからそうした姿勢を感じ取ってもらえ,初対面の人からも何かを引き出せるよう努力を重ねたいと思います。本年もお引立てのほど,よろしくお願い申し上げます。
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