月刊警察2011.6月号
先日の仕事帰り,久しぶりに会う知人と都内地下鉄某駅で待合せをしました。事前に,地下を出た所の大まかな目印だけを指定されましたが,私は初めて行く場所なので様子がつかめません。この出口でよかったのかなと不安を感じつつ見渡すと,交差点の先には交番が。その後,メールのやり取りで店の名前を指定されたのですが今一つ要領を得なかったため,多少ためらいを感じながらも立番の警察官に尋ねると,丁寧に,道順を指さしながら教えてくださいました。その爽やかな応対にお礼をして,やはり頼りになる存在だと感じ,気持ちよく交番を後にしたのでした。
警察官の皆さんは,まさに人を相手にする仕事,交番勤務をはじめ市民応接や街頭活動では,その基本ともなる挨拶や応対のしかたに,特に気を遣っていることと思います。それが自然にできるようになるためには,日常の,当たり前なところからの実践の積み重ねや,規律正しい環境づくりがものをいうのでしょう。
折しも,我が職場でも,「4S1K運動」というものに取り組んでいます。これは,各人が常に,「整理,整頓,清掃,スマイル,規律」を心掛け,規律ある中にも笑顔のある,明るい職場づくりを目指す運動です。私も,これらを通じて,今まで以上に挨拶や応対のしかたにも留意し,お互いに気持ちよく仕事ができる職場環境を意識したいです。
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