月刊警察2012.1月号
読者の皆様,新年明けましておめでとうございます。被災地では,今もなお不自由な生活を強いられている方々が大勢いる現実を思い,改めて,一日も早い復興を望みます。併せて,本年が皆様にとって希望に満ちた幸せな一年となることを,心から祈念申し上げます。
「常に前進する姿勢で,昨日より今日,今日よりは明日,国民にとってよりよい仕事ができるよう前例踏襲ではなく,前向きに改善努力を重ね,なおかつ,組織の中に問題があるなら,外から指摘されるまでもなく自分でただす自浄機能を発揮してください」――昨年10月に就任した,片桐裕警察庁長官の就任会見での一節,職員へ向けた挨拶で語られた抱負の冒頭です。私自身に当てはめたとき,普段の仕事を見直す上でも,大変示唆に富んだ指摘として受け止めました。
小誌は,お陰様で昭和58年の創刊以来,約30年にわたり皆様に親しまれてまいりました。このたび3月号から,より昇任試験対策に特化した誌面へと刷新を図るべく,企画を進行しているところです。
昨年は,震災の経験等を経て,絆の大切さが肌身に沁みました。本年は,小誌を通じた読者の皆様との絆をより一層強めるため,情報を的確に捉え,「常に前進する姿勢」を忘れず,小誌を,“いつもそばに置いて頼りにされる存在”に高めていきたいと思います。引き続きの御愛読を,よろしくお願い申し上げます。
(S)