Valiant2004.4月号

 四月です。新年度のスタートです。
 フレッシュマンを迎えるこの季節、期待に胸がふくらむ一方で、どこか不安がよぎることが多くなります。自殺が増える時期であるという報告もあります。
 社会学者デュルケイムは、「自殺論」で、「儀式や戒律、階級といった社会規範が強いほど、自殺は少なくなる」としています。人は、伝統や格式といったある程度統合された密度の濃い社会に身を置くことで、様々な不安を取り除きながら生きてきたと言えるのかもしれません。
 昨今、世界を震撼させているイスラム教は、キリスト教よりも戒律が厳しく、アメリカでも信者が急増しているといいます。人類が誤った方向へ進んでいかないことを、ただただ祈るばかりです。
 何かと憂鬱な気分を孕む季節ですが、実はそんなときこそ「自分の変えどき」なのです。心新たに、強い意欲で未知なる社会に飛び込んでいく勇気をもってみてはいかがでしょうか。
 私、恐妻という強い戒律に守られていますので、しぱらくは安心です。(M)