Valiant2004.5月号

 「仲人とかいらない。めんどくさい」
 車中で友人と話していた若い女性は、きっぱりと言い切りましたが、結納やら披露宴やらといった結婚にまつわる儀式は、社会的責任を自覚する重要なプロセス。「めんどくさいからいい」のです。
 「なにかコトを始めるときは、まず最初に一番行きにくいところに行け」学生時代、そう教えてくれたある商店街の社長さんは、まず初めに税務署の手続きを済ませるそうです。
 医師に宣告され、長いことクヨクヨしていた我が所属長は、抜歯が無事終わるや見る見る生き生きとしてきました。きつい苦情を言ってくれるお客こそが実は必要な人だ、という話もよく耳にします。
 面倒なこと、気の重いことほど先に片付けよというこの教えは、実体験で明確に理解できます。それをひとつ片付けただけで状況が劇的に好転した…誰にも経験があると思います。困難を避けてばかりでは何も始まらず、何も片付きません。
 私、最優先は「飲んで帰る」メールを妻に打つことです。(M)