Valiant2004.6月号

 「捨てる人は、拾わない。捨てない人が、拾っている。」JTの喫煙マナー広告ですが、他人事にされている問題を自分側に引き寄せるインパクトに満ちています。何事も、自分の問題としてとらえた時に、初めて視界が開けるものです。
 道や廊下に落ちているごみを一つ拾ってみましょう。いつかは誰かがやらなけれぱならないことです。多少のエネルギーが要りますが、その達成感は、意外と心地良いものです。そして、自分の中での意識の変化が新鮮に感じられます。
 GW、妻の実家に東京の地酒をと思って寄った近所の酒店で、店主の「強いものに巻かれてはだめ」という自衛隊の海外派遣と小泉政権への批判を聞きました。
 歴史的な海外派遣。賛成、反対といった視点とは別に、我が国に、そして自分にもたらされるものについて冷静に分析し、価値を見出していくのも一つの道なのではないでしょうか。今、いろいろなことが他人事ではなくなってきています。
 私、このごろ白髪染めの広告に対して急に視界が開け、困惑しています。(M)