Valiant2005.2月号

 日本人にとって最初のヒーローと言われる「義経」が、今年の大河ドラマです。
 「今、家族の絆、親子の絆のあり方が問われている」。番組企画意図の冒頭に掲げられた言葉のとおり、今ほど人と人とのつながりが重要視されている時代はありません。義経の純粋さ、愛情の深さが表現され、混迷する現代に光を差す一石が投じられるかどうか、期待は高まります。
 悲劇的な生涯と言われる義経を心のどこかでかばい、その姿に強く惹かれる日本人特有の心情を表す「判官びいき」という言葉がありますが、簡単に言うと「弱者の味方」。それは、日本人の心の中にある優しさであり、一種の美意識とも言えるでしょう。市民が警察官に求める心や姿勢と同じなのではないかと思えます。
 「鵯越(ひよどりごえ)の逆(さか)落とし」「扇の的」「八艘(はっそう)跳び」「腰越状」「勧進帳」「弁慶の立ち往生」等、ほかにも有名な言葉や逸話は数多く、整理するにはいい機会かもしれません。
 私、ドラマに合わせた関連本だけでなく、関連ゲームソフトが続々発売されることに、時代の進化を感じています。(M)