Valiant2005.12月号

 一二月です。早いもので、月が変わるか変わらないかのうちに、クリスマスのにおいがしてきます。
 昨日、「コンクラーベ」という言葉が頭に浮かび、意味が分からずしばらく難儀をしました。「コンクラーベ」とは、ローマ法王を選出する秘密の会議のことで、語源はラテン語で「鍵と一緒に」。法王は、バチカン市国の元首でもあります。
 会議は、鍵のかけられたバチカンのシスティーナ礼拝堂の中で法王に次ぐ地位の枢密卿たちによって行われ、選挙で三分の二を超える票を得る者が出るまで続けられます。まさに「根競べ」。
 今年の四月、ヨハネ・パウロ二世の後継を決めるため、世界五二か国から枢密卿一一五人が一同に会し、二日にわたって行われた会議の四回目の投票で、ドイツ人のラツィンガー卿が選出され、新ローマ法王ベネディクト一六世となりました。
 「根競べ」は、粘り強さが求められる皆様の職務に通じるところがあるのではないでしょうか。新法王は、警察官の子として生まれたのだそうです。(M)