Valiant2006.4月号

■ジニ係数
 社会集団における所得の格差など不平等度を表す指数。1936年にイタリアのジニが考案、所得や市場占有率などの中で個々の間にある格差の開きを示す指数として用いられる。0から1までの値をとり、全員が同所得である完全平等の状態を0、全所得を1人が独占する状態を1とする。厚生労働省の所得再分配調査による日本のジニ係数は、1980年に0.32だったものが2001年には0.38にまで上昇。勝ち組・負け組に二分化されていく社会では、一般にジニ係数が上がる傾向がみられる。

■保証サービス
 東証マザーズ上場企業のリプラスが開始した、賃貸住宅を借りる際に必要な連帯保証人をビジネスとして代行するサービス。住宅管理会社と契約し、入居する賃借人から最初に保証料として家賃の半月分から1か月分を徴収。家賃支払いが遅れると住宅管理会社に家賃を払うと同時に、賃借人に対して延滞分を催促する。保証引き受け率は9割と高く、保証の是非を決める査定時間は数時間。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)