Valiant2006.8月号

 サッカー日本代表の中田英寿選手が、現役の引退を表明しました。
 「サッカーという旅」。中田選手がそう表現したサッカーとのかかわりは、少年時代、とてもみずみずしいものでした。
 「あの頃はボールを蹴ることに夢中になり必死でゴールを決めることだけを目指した。そして、ひたすらゲームを楽しんだ。サッカーボールは常に傍らにあった」
 純粋にサッカーが好きだという気持ち。そのひたむきさ、純真さは、プロとしての自覚や使命感・責任感を持つにつれ、心の壁の中に閉じ込められてしまったといいます。その心の壁が一気に崩れたのが、W杯ブラジル戦後。「心の底からこみ上げてきた大きな感情」を確かめるように、中田選手はピッチに横たわっていました。
 さて、こちらもプロとしての自覚と使命感で日々を過ごす警察官諸兄。何かを目指す熱い気持ち、何かを愛する強い気持ちを内に秘めて精進されていることと思います。どうかそのみずみずしい気持ちを失うことのないよう、力の限り「旅」を続けていってほしいと思います。(M)