Valiant2007.5月号

■光熱水費
議員事務所における電気、エアコン、水道の使用料金。政治家の資金管理団体となる議員事務所は政治資金規正法に基づき、収支を明らかにする目的で報告書の提出が義務付けられている。しかし通常経費として扱われる光熱水費は会計処理の事務コストを削減するため、自己申告で報告される。
光熱費や水道代がかからない議員会館に事務所を置く農林水産省・松岡利勝大臣の資金管理団体が、光熱水費を政治資金収支報告書に計上していた問題が浮上。2005年分で507万円の光熱水費が計上されたことについて野党が追及している。

■産地廃棄
獲れすぎた野菜の緊急需給調整でキャベツ、ハクサイ・ダイコンなど特定品目の野菜が豊作で平年価格の7割以下となった場合、市場に出すと値崩れが進むことから収穫前に廃棄することをいう。
昨年末には暖冬で値下がりした茨城県のハクサイや熊本県のダイコンなど計2万2,000トンの野菜が処分され、産地廃棄を行った農家に計5億500万円が支給されることになった。
しかし、これを疑問視する消費者の声が高まり、農林水産省では野菜を捨てずに利用するアイデアを国民から募るとともに、改善策をまとめることにしている。

(本誌「MONTHLY KEY WORD」より抜粋)