直前対策に最適! 待望のリニューアル発刊!
後輩の論文指導にあたって、「自分は文章を書くのが苦手だが大丈夫だろうか」「SA対策しかしておらず、論文試験まで時間がない。」「昇任試験対策雑誌に載っている長い模範答案なんて、とても覚えられない。」といった相談を多数受けてきました。
本書の前身にあたる『実務論文の書き方』は、その指導のエッセンスをまとめたものです。幸い、「短期間に論文の骨子が身に付く」「読みやすい答案を書けるようになった」と、多数の読者に評価をいただき、発行以来18年間にわたり改訂を重ねることができました。
今回のリニューアルでは、「読みやすい答案の骨子」を「短期間に身に付ける」というコンセプトはそのままに、論文対策と面接対策を一体化させ、さらに効率よく学習できるよう配意しました。
面接対策における「身上把握」に関する設問は、総務・警務の論文対策に通じます。論文試験から面接試験までは期間も短いので、両者を一体化させ、普段から訓練を積み、少しずつでも苦手意識を払拭することが重要です。もちろん、「身上関係」など面接試験独自の質問もカバーしています。本番での留意 事項や事前準備のポイントは、「面接試験突破のポイント」にまとめています。
「実務論文」パートでは、出題傾向や昨今の情勢に鑑みて、「ハラスメント」「通学路等における子どもの安全対策」「サイバー犯罪対策の推進」「地域警察官のための受傷事故防止」「取調べの録音・録画制度の運用」「令和2年道交法改正」「テロ対策」等の項目を追加しました。
本書で重要施策のポイントを確実に押さえることにより、時間制限のある本番で、メリハリのある「合格答案」を「安定」して作れるようになります。面接試験は誰でも緊張しますが、本書の方法で訓練を重ねれば、対話能力もアップし、平素の業務においても広く役に立ちます。
皆さんのご健闘をお祈りしております。
令和4年6月
「整理」と「理解」は一対である。
ニューウェーブ昇任試験対策委員会