2009年11月号<目次> |
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【特集】
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「少年の心理特性と事情聴取について」 (文教大学人間科学部准教授(臨床心理士)、元警視庁心理専門職・警察庁広域技能指導官 石橋昭良氏) |
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非行少年の心理及び立直りという視点から、心身ともに発達の途上にある少年に見られがちな特性の諸側面を解説するとともに、事情聴取に直面した際に特有な心理状況や留意点についてご執筆いただきました。
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「筆跡鑑定に関する誤認識とその原因に対する考察」 (元科学警察研究所附属鑑定所長 吉田公一氏) |
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筆跡鑑定には、「鑑定人の個人的な経験と勘に頼るもの」といった誤解が依然としてあります。そこで本稿では、主に法曹三者や警察職員の方を念頭に、今日の筆跡鑑定のあり方と、異同比率による筆跡鑑定の問題点などを解説します。
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【大好評の新連載!】
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「捜査のための会社法制入門(第2回)」 (警察大学校財務捜査研修センター教授 鶴岡文人) |
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捜査官に必要な内容に絞り、会社法の基本を分かりやすく解説!
随所に擬律判断との絡みを解説する「捜査のためのColumn」を掲載するなど、実戦的な内容を心がけた、知能犯罪、会社犯罪を扱う捜査官必見の内容です。
第2回では、「法人という法的技術と株式会社の行為」を解説します。今回取り上げる「株式会社の行為(「業務執行」概念)」は、知能犯罪、知能暴力犯罪に対処するポイントになります。
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「組対部以外でも役立つ犯罪組織からの資金はく奪について 〜組織的犯罪処罰法の活用を中心に〜(2)」 (警察庁刑事局組織犯罪対策部企画分析課課長補佐 鈴木康修) |
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10月号から2010年1月号の4回にわたり、組織的犯罪処罰法の効果的活用方法を解説します。
第2回では、マネロン罪を取り上げます。まず、「犯罪収益等」等の用語を説明し、犯罪収益等隠匿罪、犯罪収益等収受罪、犯罪収益等による経営目的支配行為の罪について、適用の着眼点をご解説いただきました。
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実務編 <捜査実務に役立つ事例紹介、法改正情報など> |
■少年の心理特性と事情聴取について
文教大学人間科学部准教授(臨床心理士) 石橋昭良
■筆跡鑑定に関する誤認識とその原因に対する考察
吉田公一
■捜査のための会社法制入門 第2回
警察大学校財務捜査研修センター教授 鶴岡文人
■組対部門以外でも役立つ犯罪組織からの資金はく奪について 〜組織的犯罪処罰法の活用を中心に〜(2)
警察庁刑事局組織犯罪対策部企画分析課課長補佐 鈴木康修
■交通事故事件の基本と応用(8)
警視庁交通部交通捜査課交通鑑識第二係長警察庁指定広域技能指導官 藤松伸二
【実例捜査セミナー】
■実行の着手の有無及び被害者の承諾の有無等が問題となった殺人予備事件
東京地方検察庁検事 橋爪紘子
■元検察官のキャンパスノート(8)
元法務総合研究所研修第二部教官 須賀正行
■事例に学ぶ 交通事故事件捜査(44) 車両による人体乗り上げと轢過の認識性
(株)知能自動車研究所 山崎俊一
■捜査・司法通訳人から見た外国人犯罪対応のポイント(14) 外国人被疑者取調べ時の留意事項など
法学博士 捜査・司法通訳芝浦工業大学非常勤講師 萬羽ゆり
■最新判例にみる身近な犯罪(10) 高齢者犯罪
実務判例研究会
【コラム】
■危機管理夜話(56)
元警視総監 吉野 準
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論壇・随想編 <「捜査力」と「教養」の向上を図るための論壇、随想など> |
■次世代の捜査官たちへ(16)
立てこもり事件
久保正行
■インクのしずく(127)
裁判員裁判の現状
土本武司
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■刑事(デカ)の視点(19)
ムササビのフク
三沢明彦
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※「国家賠償請求事件の裁判例からみた警察活動をめぐる諸問題」「検証 ハイテク犯罪の捜査」「吾、勁草たり得ず」「指紋捜査官の事件ファイル」「海上保安事件の研究」「実録・事件捜査と人間模様」「文献紹介」は休載いたします。
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