
最新の条文を収録。
法改正を反映した、実務を支える一冊!
四方を海に開かれた海洋国家である我が国において、港湾は経済成長や国民生活を支える社会資本として重要な役割を担っています。我が国における港湾機能のさらなる強靱化・効率化を図るべく、今年は次の四つの観点から港湾法等の改正がなされました。
一点目は、緊急物資等の輸送拠点としての港湾機能の確保です。令和六年能登半島地震の教訓も踏まえ、災害時における港湾の機能を速やかかつ確実に確保するため、港湾施設の応急復旧に他人の土石等を活用可能とする制度等が創設されました。
二点目は、気候変動に伴う海水面の上昇に対応した港湾の保全です。昨今の気候変動に伴う海水面の上昇から港湾の保全を図るための官民協働の取組を促進するための枠組みとして、「協働防護計画」制度が創設されました。また当該計画の取組を促進するための協定制度の創設や、工事の許可の特例等が設けられました。
三点目は、公共岸壁等の適切な機能確保のための工事代行です。港湾管理者の技術職員の不足に対応するため、国による高度な技術等を要する港湾工事の代行制度等が創設されました。
四点目は、洋上風力発電の導入促進に向けた課題の対応です。海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾における港湾施設の効率的な利用を図るため、発電事業者による一時的な利用に関する協議を行うための協議会制度が創設されました。
令和7年版の本書は、前記港湾法等の改正を反映する等、港湾行政の動向に対応した最新の条文を収録しております。本書が、港湾関係業務に携わる方々のみならず、広く港湾に関心を寄せる国民の皆様にも利用され、港湾に対する理解の一助となることを期待しております。
令和七年八月
国土交通省港湾局長 安部 賢



