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地域ブランドとシティプロモーション

編著/監修
牧瀬 稔 編著
体    裁
A5判  344ページ
本体価格+税
2,200円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-4070-2
C3034 \2200E
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本書の特長

あなたの気付きが『まちづくり』につながる!

地方創生に取り組む自治体に役立つノウハウを紹介!

  • 地域のイメージを向上させたい、定住人口を少しでも増やしたい、観光客を呼びたい……。様々な悩みを抱えた自治体に役立つ充実の14事例!
  • 地域ブランドの構築、シティプロモーションとの連携、認知度の拡大等、各自治体の取組経過を詳細に紹介!
  • 行政から民間企業、住民参加等、多様なパターンを掲載。「まちづくり」のアイディアの引き出しが増えます!

著者プロフィール

牧瀬 稔
関東学院大学法学部地域創生学科准教授

横須賀市都市政策研究所、(公財)日本都市センター研究室、(一財)地域開発研究所研究部等を経て、2017年4月より現職。法政大学大学院公共政策研究科兼任講師等。
2017年度は、戸田市政策研究所政策形成アドバイザー、かすかべ未来研究所政策形成アドバイザー、新宿区新宿自治創造研究所政策形成アドバイザー、東大和市まち・ひと・しごと創生総合戦略アドバイザー、羽村市魅力創出支援アドバイザー、寝屋川市シティプロモーション戦略策定アドバイザー、鎌倉市行政評価アドバイザーほか、多摩市、甲斐市、西条市などのアドバイザーも務める。また、(株)読売広告社シビックプライド・リサーチのアドバイザーも担当。
加西市元気なまちづくり市民会議委員(会長)、厚木市自治基本条例推進委員会委員(会長)、その他、子市市民参加制度審査会委員、三芳町行政改革懇談会会議委員、厚生労働省「多様な社会資源を活かした『地域包括ケア推進』環境づくりに関する調査研究会」委員、スポーツ庁技術審査委員会委員等。
2013年8月には、シティプロモーション自治体等連絡協議会を立上げた。
専門は自治体政策学、地域政策、地方自治論、行政学で、市区町村のまちづくりや政策形成に広く関わる。

はじめに

本書は、二〇〇八年一〇月に私が編著者としてまとめた『地域魅力を高める地域ブランド戦略』(東京法令出版)の続編である(同書は、現在絶版となっている。そのため関心のある読者は図書館から借りて読んでいただきたい。)。

同書は地域ブランドの事例集であり、読者へのヒントの提供という意味があった。ヒントとは「問題の解決、物事の理解や発想などのための手掛かりとなるもの」という意味がある。読者には、よい意味でも悪い意味でも、地域ブランドを進めるためのいろいろな手掛かりを提供できたと自負している。

本書は、前書の続編であるから、今回も様々な事例を記している。ただし、本書は「地域ブランド」に加え「シティプロモーション」(シティセールス)の事例も紹介している。私は地域ブランドとシティプロモーションの密接な連携が、それぞれの取組を成功の軌道に乗せるためには必要と考えている。そこで本書において、シティプロモーションを新たに追加し、多方面から分析している。

 

近年「地方創生」が進んでいる。しばらくの間(あと数年)は、国や地方自治体にとって重要な政策のキーワードとなると思っている。特に、人口急減や超高齢化という日本が直面する大きな課題に対し、国内の各地方・地域が、それぞれの特徴を活かした自律的(自立的)で持続的な社会を創生していかなければ、地域は衰退してしまう。

こうした危機感から、現在、注目を集めているものの一つが「シティプロモーション」である。私がシティプロモーションに取り組んだ当時(一〇年強前)は、ほとんど事例が見当たらなかった。しかし昨今では、数多くの自治体がシティプロモーションに取り組んでいる。

シティプロモーションとは、①地域イメージの向上(地域ブランドの推進)、②交流人口の増加(観光客等の来訪者増加)、③定住人口の増加(地域の愛着度向上、転入者の増加)などを政策目標とした「都市や地域の売り込み」と捉えることができる。そのためには、独自の地域を創っていかなくてはいけない。その視点で考えれば、シティプロモーションに取り組むことは、地方創生を彩り鮮やかにしていく可能性を強くしていく。

 

今日、注目されるシティプロモーションであるが、多くの自治体が成果を上げられずにいる。もちろん、シティプロモーションを進める当事者は「成果が上がった」と言う。しかし、様々な数字が悪化しつつある。シティプロモーションを実施しても、交流人口や定住人口などを大きく減少させている事例は枚挙に暇がない。その理由はいろいろとあるだろう。その中で、地域ブランドが構築されていないことが大きな要因の一つと考える。

そこで、本書は地域ブランドの構築とシティプロモーションの推進に関して、効率よく、かつ、効果的に進めていくためのポイントを、事例を紹介することで、分かりやすく、応用のきく内容としてまとめている。地域ブランドやシティプロモーションを切り口に、地方創生に取り組む自治体職員や議会議員をはじめ多くの当事者に対して、成功のノウハウを提供することが目的である。本書で取り上げている一つひとつの事例が、読者に対して多くの示唆を与えると思っている。

二〇一八年四月

編著者 牧瀬 稔


目次

  • 序 章 シティプロモーションを正しく理解する視点
  • 第1部 地域ブランドの構築
    • 第1章 大きな地域課題からの地域ブランド再生
            ―熊本県水俣市―
    • 第2章 紫波町オガールプロジェクトの「人が集うまちづくり」
            ―岩手県紫波町―
  • 第2部 地域ブランドとシティプロモーションの連携
    • 第3章 横須賀市西海岸地区の体験教育旅行受け入れ型民泊の形成過程から見る住民力
            ―神奈川県横須賀市―
    • 第4章 「消滅可能性都市からのシティプロモーション」
            ―東京都豊島区―
    • 第5章 「お茶の京都 みなみやましろ村」から見る地域ブランドの可能性
            ―京都府南山城村―
    • 第6章 交流人口の拡大を持続させる「攻守」のシティプロモーション
            ―沖縄県八重山地域―
  • 第3部 認知度拡大の視点
    • 第7章 地方創生と連動したシティプロモーション戦略
            ―青森県弘前市―
    • 第8章 「MAD City(マッドシティ)」民間ベンチャーによるまちづくり
            ―千葉県松戸市―
    • 第9章 「丹波篠山」―既存ブランドの活用と新たな価値の創出
            ―兵庫県篠山市―
  • 第4部 シティプロモーションの展開
    • 第10章 定住人口とシビックプライドのシティプロモーション
            ―埼玉県戸田市―
    • 第11章 縮小する都市が勝者になる時代
            ―長野県小諸市―
    • 第12章 市民と共につくるシティプロモーション
            ―千葉県松戸市―
    • 第13章 磐田市における「政策のブランディング」戦略
            ―静岡県磐田市―
    • 第14章 シティプロモーション推進計画
           『ええじゃないか豊橋』の運用にみる自治体の基礎力アップ
            ―愛知県豊橋市―
  • 終 章 地域ブランドとシティプロモーションを成功させる視点
  • おわりに

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