警察官のための刑法講義
【第二版補訂二版】

「実務」も「昇任試験」も、「刑法」はこれ１冊で完璧！！

• 令和４年６月までの最新情報（法改正、裁判例）を反映！
  ・近年の改正、判例はもちろん、現場実務家の意見を集約し、最新の動向を反映した。
• 実務家の意見を集約し、捜査に直結する内容を厳選！
  ・学説等はカットして、“実務に役立つ”を追求しました。
  ・第一線捜査官の意見を基に、「窃盗罪の着手・既遂時期」や「窃盗罪と遺失物横領罪の境界・罪数関係」等現場で必要な事項を凝縮。
  ・また、「横領と背任の区別」等、昇任試験で悩むポイントについても丁寧に解説。
• 目にやさしい２色刷、見やすいチャート・図表が多数！
  ・「正当防衛と緊急避難の異同」等混乱する箇所には図表を使用！　“目で見て”理解が深まる、試験対策として覚えやすい構成。

昨年2 月から警察政策研究センター所長として，部内外の学生に対する講義，大学の先生方との共同研究，国際会議での英語での講演等で忙しくしております。他方，改正民法が施行されたり，改正刑法が公布されたりしているほか，注目すべき判決が出るなど，いくつかの新たな動きが見られるところであります。

今回の「第二版補訂二版」を発行するに当たっても，これらの動きを十分反映するよう努めました。また，今回の刑法一部改正の概要については，参考資料として巻末に添付してあります。コロナ禍は2 年以上続き，ウクライナでの戦争等，落ち着かない世の中ですが，こつこつと学習を続ける皆さんのお役に立つような本になればと願っております。

令和４年６月

警察政策研究センター所長　津田　隆好