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図表で明快!
擬律判断ここが境界
―実務刑法・特別法― 補訂版

編著/監修
岡本 貴幸 著
体裁
A5判  416ページ
定価
2,640 円(消費税込み)
本体価格+税
2,400 円+税
ISBN
ISBN978-4-8090-1453-6
C3032 \2400E
発行日
令和5年8月1日
補訂版2刷発行
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本書の特長

◆◆侮辱罪改正にも対応!最新判例等を追加した最新版!◆◆

似て非なる事案成立の“境界”をズバリ解説!
刑法、特別刑法を比較した独自の構成!
擬律判断を短時間で効率的に!


◆◆補訂版の特色◆◆

  • 注目の最新判例を追加!
    近時の実務で注目すべき判例とその明快な評釈を追加
    ・特殊詐欺の一環としてのキャッシュカードすり替え窃盗における「実行の着手時期」関する事例(最決令4.2.14)

    ・虚偽の補助金申請をして国の担当者を錯誤に陥らせ、補助金の交付を受けたことについて、詐欺罪の成立が排除されないとした事例(最決令3.6.23)

  • 更に実務に即応!
    より“実際の事件処理”に配慮した解説を追加
    ・侮辱罪の法定刑引上げに伴う刑事手続の特則の変更点
    ・常習累犯窃盗罪の適用における量刑の実情に関する留意点
  • 補訂版2刷では刑法一部改正に対応!
    令和5年6月23日公布の性犯罪に関する刑法の一部改正について、改正後の条文及び要点を巻頭にて緊急補正。

はしがき

事件が発生したとき,「おそらくA罪だと思うけど,果たしてそれでいいだろうか?」とか「A罪にもなりそうだし,B罪にもなりそうだけど,どっちにしたらいいだろう?」などと迷うことが多々あろうかと思います(場面を変えれば,試験などで問題を見たときにも同様のことがあろうかと思いますし,逆に,出題者はここを狙っているとも言えます。)。

本書は,このような迷いを解決するため,擬律判断,特に構成要件間の境界事例における擬律判断を容易にできるように編んだものです。そして,本書では,この擬律判断をできるだけ短時間で効率的に行えるように,

 /淺修魏椎修文造蠧れて視覚的な理解ができるようにする

◆〃宰,世韻任覆,特別法との比較の視点を入れて,実務でよく適用されるものの逐条解説などの専門書を見ないとよく分からない特別法を含め,幅広く互換性のある理解ができるようにするよう,工夫しました。

このような目的で本書を編みましたが,具体的な使い方や特徴は以下のとおりです。


1 構成要件の理解と境界事例の擬律判断【第1編】

 刑法や実務でよく適用される特別法を中心に,各構成要件を図表形式でポイントを解説しています。まずはこの解説を読んで,各構成要件を理解していただきたいと思います。さらに,実務や昇任試験などの観点からよく問題となる境界事例を精選し,境界事例の解説をしています。

 境界事例の解説に当たっては,境界のポイントが理解しやすいように,まずは境界が明確な事例からグレーの事例の解説をするように順番を工夫しています。

2 所持を中心とした適用可能性のある罪名の整理【第2編】

 実務上,職務質問などから禁制品などの所持が発覚し,これを端緒としてさらに他の事件が発覚することがあり,事件の幅広い検挙に役立っています。そこで,様々な禁制品などの所持とこれから派生する罪について,刑法だけでなく特別法も含めて解説し,様々な罪の検挙可能性の参考となるよう工夫しています。

 実際にある禁制品などが発見されたら,他にどのような罪の可能性があるかなどを想定しながら読んでいただきたいと思います。

3 刑事法全般にまたがる事項の理解【第3編】

 本書では,刑法と特別法にまたがって解説していることから,刑事法全般にまたがる事項(いわゆる刑法総論に該当する事項)のうち,実務上よく問題となる事項や昇任試験などでよく出題される事項を精選し,これにも可能な限り図表を採り入れて,抽象的になりがちな刑事法全般にまたがる事項を理解しやすいよう工夫しました。

 なお,上述のとおり,第3編は刑法総論に関する重要な事項をまとめたものであり,本書における,いわば「基礎編」との位置付けですので,基礎から理解したい,基礎を学び直したいという読者の皆さんには,第3編から先に読んでいただくことをお勧めします。


以上のように,本書は短時間で効率的に構成要件の内容や境界事例のポイントなどが理解できるように工夫していますが,さらに,より深い理解や考察をされる方は,本書で紹介している専門書などを読んでいただきたいと思います。その意味で,本書が,警察官などの実務家や法科大学院などの学生の皆さんの実務や学習の橋渡し役になることを願ってやみません。

最後に,元学習院大学事務担当でイラストのアドバイスをいただいた芹澤奈津美さんに深く感謝申し上げます。

令和元年5月

岡本 貴幸


補訂版の発行に当たって

補訂版の発行に当たって、刑法の侮辱罪の法定刑引上げに伴う記載の変更のほか、最新判例を踏まえた記載の変更や追加を行い、さらに、「公用文作成の考え方(令和4年1月文化審議会建議)」に基づいて読点を全面的に変更するなど、全般的な補正を行いました。

令和4年9月

岡本 貴幸


補訂版2刷の発行に当たって

補訂版2刷の発行に当たって、従来の強制わいせつ罪・準強制わいせつ罪、強制性交等罪・準強制性交等罪が改正されるなど性犯罪に関する刑法の一部改正等がなされたことから(公布は令和5年6月23日、施行は令和5年7月13日)、取り急ぎ、改正後の条文及び改正の要点を巻頭に加筆する補正を行いました。なお、本改正に伴う擬律判断の留意点などは、実務の動向を踏まえ、今後の増刷時に追記いたします。

令和5年6月

岡本 貴幸


お詫びと訂正


目次

基本的な法令用語


令和5年刑法改正等の概要


  • 第1編 構成要件と境界事例に基づく擬律判断
    • 第1章 財産を害する罪
      • 1 財産を害する主要な罪の概説
      • 2 窃盗
        • 1 置き忘れた物の取得〜窃盗と占有離脱物横領(遺失物横領)
          • モデル① 置き忘れ 気付いた時点で約5分後、距離約20mの離隔
          • モデル② 置き忘れ 気付いた時点で約10分後、6階と地下1階の離隔
          • Case1 置き忘れた場所を明確に認識していた場合
          • Case2 置き忘れた場所を完全に失念した場合
          • 更に! Case3 置き忘れた場所は明確に認識しているが、気付くまで時間を要した場合
          • 更に! Case4 海中に落とした物
        • 2 盗もうと思ったら発見された場合〜窃盗の実行の着手
          • モデル① 無施錠の風呂場の窓から忍び込んだが家人に見つかり、何も取らずに逃走
          • モデル② 敷地内の土蔵に忍び込んだが家人に見つかり、何も取らずに逃走
          • Case1 現金自動預払機を利用した残高照会行為
          • 更に! Case2 深夜の電気店内の侵入
        • 3 持ち逃げができなかった場合〜窃盗の既遂時期
          • モデル① 深夜、警備員なしの工場に忍び込み、資材20圓鯊羲屬念榮阿気擦燭偶然いた工員に発覚
          • モデル② 深夜の工場に忍び込み、資材20圓鯊羲屬念榮阿気擦燭常駐警備員に発覚
          • Case1 敷地内にあった20圓離院璽屮襪寮犲
          • 更に! Case2 敷地内でトレーラーに積載して窃取
        • 4 盗んだ物を積極的に使う目的のない場合〜窃盗と器物損壊・毀棄隠匿
          • モデル① 職質を避ける目的で逃走中、エンジンのかかったバイクに乗り、1卆茲慮園で乗り捨て
          • モデル② 解雇を逆恨みして会社の看板を外して持ち去り、1卆茲慮園で叩き割る
          • Case1 脅迫目的での包丁の持ち去り
          • Case2 担保目的での機械の持ち去り
          • Case3 刑務所に入る目的での物の持ち去り
        • 5 後で返還するつもりで持ち去った場合〜一時使用行為
          • モデル① 使用後は元に戻すつもりで駐輪場の自転車に乗り、4時間後、元に戻す
          • モデル② 使用後は元に戻すつもりでエンジンがかかったままの車に乗り、4時間後、元に戻す
          • Case1 機密情報の印字された紙の一時的な持ち去り
          • 更に! Case2 ストライキで自転車を一時的に使用する場合
        • 6 一定の窃盗前科を有する者の窃盗〜窃盗と常習累犯窃盗
          • モデル① コンビニにおける食料品の万引きで3回服役の前科を有する者が、さらに、スーパーで食料品10点を万引き
          • モデル② 忍込みで現金窃取2件、コンビニでの万引き1件で3回服役の前科を有する者が、さらに、スーパーで食料品10点を万引き
          • 更に! Case 前科と本件犯行との間の手口、態様が全く異なるケース
      • 3 強盗
        • 1 ひったくり〜強盗と窃盗
          • モデル① 小走りで近づき、バッグを引っ張ったが離さずに路上に転倒したため、バッグもろとも数mにわたって引っ張り続け、バッグを奪って逃走
          • モデル② 自転車で近づき、バッグのひもを引っ張ったが離さないため、ひもをつかんだまま自転車を走らせ、相手を引きずったまま路上に転倒・電柱に衝突させるなどしてバッグを奪って逃走
          • Case1 ひったくり後、さらに暴行を加えた場合
          • 更に! Case2 追い抜きざまにバッグを引っ張って奪う場合
        • 2 物を盗った者が暴力を振るった場合〜強盗、居直り強盗、事後強盗
          • モデル① 侵入して現金を窃取したところ家人に見つかったが、家人の高価な指輪を認め、「指輪をよこせ」と言って顔面を数回殴打・転倒させ、意識をもうろうとさせてつかみ取り、逃走
          • モデル② 侵入して現金を窃取したところ家人に見つかり、取り押さえられるのを恐れ家人の顔面を数回殴打・転倒させて、意識がもうろうとした隙に逃走
        • 3 暴力を振るうなどして物を奪うとともに性交等をした場合〜刑法第241条第1項の強盗・強制性交等罪
          • モデル① 侵入し、包丁を突きつけて「金を出せ」と脅迫し、抵抗不能となった相手から現金を奪い、さらに、馬乗りになって性交
          • モデル② 侵入し、包丁を突きつけて「静かにしろ」と脅迫し、抵抗不能となった相手に馬乗りになって性交、さらに、抵抗不能な状態から「金を出せ」と脅迫し、現金を奪う
      • 4 詐欺
        • 1 相手を騙す話をして物を取得した場合〜詐欺と窃盗
          • モデル① 洋服店前に落ちていた他人の引渡証を拾い、レジで他人になりすまして洋服を受け取る
          • モデル② 洋服店での試着後、試着したままレジで「試着室内に一万円が落ちていた」旨虚偽の申告をして店主を騙し、店主が試着室をのぞいている隙に逃走
          • Case1 時計店で似合うかどうか試すと称して腕時計を受け取る場合
          • 更に! Case2 旅館で浴衣がないと噓を話して浴衣を受け取る場合
        • 2 相手を怖がらせる内容の噓を話して物を取得した場合〜詐欺と恐喝
          • モデル① 噓の投資話を信じ現金を振り込んだところ、逮捕を免れるために更なる振込みが必要との虚偽の指示を受け、それを信じて振り込む
          • モデル② 噓の投資話を信じ現金を振り込んだところ、逮捕を免れるために更なる振込みが必要との虚偽の指示を受け、逮捕を恐れて振り込む
          • Case1 警察官と偽り現金を受け取る場合
          • Case2 暴力団員であると噓を言い、現金を受け取る場合
        • 3 現金出納者が経理部長(会社)を騙して現金を自己の物とした場合(その他集金横領の場合)〜詐欺と横領
          • モデル① 経理課長が、消費者金融に返済するため架空の取引伝票を起票して経理部長から現金支出の決裁を受け、自ら保管している通帳等を用いて現金を引き出す
          • モデル② 経理係員が、消費者金融に返済するため架空の取引伝票を起票して経理部長から現金支出の決裁を受け、部長保管の通帳等を借り出して現金を引き出す
          • Case1 集金権限のない者が、客から集金した場合
          • Case2 集金権限のある者が、自己の用途に費消するつもりで客から集金した場合
          • 更に! Case3 限定的に集金権限のある者が、自己の用途に費消するつもりで客から集金した場合
        • 4 他人のため事務を処理する者が詐欺的手段を用いて利得した場合〜詐欺と背任
          • モデル  保険会社の外交員が、ノルマ達成のため、契約違反である重篤な疾病がある者を健康な者として契約を締結し、ノルマ達成の報酬を受け取る
        • 5 電子機器に虚偽の情報を入力するなどして利益を得た場合〜詐欺と電子計算機使用詐欺
          • モデル① 他人のカード情報をサイトに入力し、人を介して決済して通販サイトのポイントを入手
          • モデル② 他人のカード情報をサイトに入力し、機械を介して決済して通販サイトのポイントを入手
        • 6 高配当をうたい文句にして不特定多数者から出資金を集めた場合〜詐欺と預り金の禁止(出資法違反)
          • モデル① 噓の事業の投資話で全国から約100人、合計5億円が支払われてきたが、実際には全く事業を行っていない
          • モデル② 噓の事業の投資話を宣伝し、実際に事業を行っていたが次第に支払いが滞り、支払いの見込が立たないことが判明していたが宣伝を続け、約100人から現金の支払いを受ける
        • 7 噓の申請をして補助金を受けた場合〜詐欺と補助金等不正受交付(補助金適正化法違反)
          • モデル  虚偽の補助金申請を行って補助金を不正に受給
        • 8 詐欺と各種偽造罪
          • モデル  父名義のクレジットカードを父になりすまして店員に提示し、父名義で伝票に署名し、店員を欺いて品物を購入
      • 5 恐喝
        • 〇 脅迫するなどして借金を取り立てた場合〜恐喝と権利行使
          • モデル① 11万円の借金返済を迫り、数人で相手を畏怖させて30万円の支払いを要求し、支払わせる
          • モデル② 11万円の借金返済を迫り、数人で相手を畏怖させて11万円の支払いを要求し、支払わせる
          • Case1 暴力団員を利用した取立て行為
          • Case2 慰謝料交付の要求の場合
          • 更に! Case3 相当程度の時間をかけて支払いを求めた場合
      • 6 横領
        • 〇 現金出納者が現金を着服し会社に損害を負わせた場合〜横領と背任
          • モデル① 現金出納者が会社から100万円を持ち出し、会社名義で知人に貸し付け、利息10万円及び元本を自己のものとする
          • モデル② 現金出納者が会社から100万円を持ち出し、会社名義で知人に貸し付け、元本は会社に入金し、利息10万円を免除する見返りに報酬8万円を受け取る
          • Case1 自己の計算による貸付行為
          • 更に! Case2 本人の名義で行われた政府貸付金の流用の場合
      • 7 背任
        • 〇 背任と金融機関による不正融資
          • モデル  経営状況が思わしくない会社に対し、監督官庁や役員会での責任追及を恐れて、十分な担保も取らずに追加融資を行い回収困難な状況にさせる
      • 8 器物損壊
        • 〇 動物の虐待〜器物損壊と動物愛護法違反
          • モデル① 罠にかかった近隣の者が飼養し所有する犬を殴打し、瀕死のけがを負わせて解放
          • モデル② 罠にかかった野良犬を殴打し、瀕死のけがを負わせて解放
    • 第2章 生命又は身体を害する罪
      • 1 殺人
        • 1 ひき逃げの結果、死亡した場合〜殺人と保護責任者遺棄致死
          • モデル① 飲酒運転ではねた相手を自車に乗せて病院に搬送中、発覚を恐れて降ろす(真冬の午前7時、交通量が多い場所、意識変化なし)
          • モデル② 飲酒運転ではねた相手を自車に乗せて病院に搬送中、発覚を恐れて降ろす(真冬の午後11時、山中、意識なし)
          • 更に! Case 人通りのない道路脇のくぼみに放置した場合 …
        • 2 育児放棄(いわゆるネグレクト)の場合〜殺人と保護責任者遺棄致死
          • モデル① 2歳児、十分な食事を与えず栄養失調状態、医師の診断を受けさせず衰弱死
          • モデル② 3歳児、空調設備がない部屋で2、3食分の食料のみで50日間放置して餓死
          • Case1 ドアに鍵をかけて約1か月間、3歳児などを放置した場合
          • 更に! Case2 同居する中学生の長女に3歳の次女の世話を任せた場合
        • 3 殺意の認定〜殺人と傷害致死
          • モデル① 別れ話のもつれから、バットで頭部、顔面、腹部を十数回殴打し脳挫傷で死亡、殺害のつもりなしと弁解
          • モデル② 別れ話のもつれから、手拳で頭部、顔面、腹部を十数回殴打し、倒れて頭部を打ち脳挫傷で死亡、殺害のつもりなしと弁解
      • 2 傷害
        • 〇 一定の粗暴前科を有する者の傷害〜傷害と常習傷害(暴処法違反)
          • モデル 最近10年間、10回にわたり酒に酔って暴行、傷害等で処罰され、出所1年4か月後に再度、酒に酔って暴行、傷害を負わす
      • 3 暴行
        • 1 多数人による共同暴行〜暴行と凶器準備集合と集団的に行う暴行(暴処法違反)
          • モデル① 他の暴走族グループ襲撃のため、配下に竹刀や金属バットなどを持って集まるように指示し、10人を集合させる
          • モデル② その後、集会中の他のグループを襲撃し、竹刀などで殴打、うち1名にけがを負わせる
        • 2 暴力団員による粗暴犯
      • 4 危険運転致死傷
    • 第3章 性犯罪
      • 1 強制わいせつ
        • 〇 痴漢行為の擬律〜強制わいせつと条例違反
          • モデル① 満員電車内で女性のスカートの上から臀部をなでる
          • モデル② 満員電車内で女性のスカートの上から臀部をなでたところ、抵抗しなかったことから、さらにスカートの中に手を差し入れ、下着越しに臀部全体をなでる
          • 更に! Case 下着の上から臀部に触れた場合
      • 2 強制性交等
      • 3 監護者わいせつ、監護者性交等
        • 〇 親権者が娘に性交等をさせた場合〜監護者性交等と児童福祉法違反
          • モデル 実の娘の幼少時から当たり前のように思い込ませて口腔性交をさせ、娘が16歳になってからも同様にさせる
      • 4 強制わいせつ等致死傷
      • 5 迷惑防止条例違反
        • 〇 都道府県を列車で移動中に複数の条例違反(痴漢)となる場合
          • モデル 乙県内から丙県内に走行中の満員電車内で、スカートの上から臀部をなでる
    • 第4章 自由、平穏又は秘密を害する罪
      • 1 脅迫、強要
      • 2 逮捕、監禁
      • 3 略取、誘拐
        • 〇 離婚協議中の夫婦の一方による子の連れ去り行為
          • モデル① 離婚後、親権者である妻を殴打し、3歳の子を奪う
          • モデル② 離婚協議中に親権の争いが生じ、出国準備の上で入院中の3歳の子を逆さに吊り上げて奪う
          • 更に! Case 離婚協議中の夫婦の一方による子の連れ去りと未成年者略取罪
      • 4 住居侵入等
      • 5 ストーカー規制法違反
    • 第5章 名誉又は信用を害する罪
      • 1 名誉毀損、侮辱
        • 〇 他人をインターネットで誹謗中傷した場合〜名誉毀損と侮辱
          • モデル① 誰でも閲覧可能なサイトに、実名・具体的事実を挙げて書き込み
          • モデル② 誰でも閲覧可能なサイトに、実名を挙げ「卑劣な男だ」と書き込み
          • 更に! Case 評価と事実を混在化させた内容の誹謗中傷の場合
    • 第6章 国家の作用を害する罪
      • 1 公務執行妨害
        • 〇 警察官の業務を偽計や威力で妨害した場合〜公務執行妨害と業務妨害
          • モデル① 鬱憤を晴らすため、警ら中の警官の顔面を数回殴打する
          • モデル② 鬱憤を晴らすため、警察署に電話して虚偽の犯行を申告し、警察官数名を出動させる
      • 2 虚偽告訴等
        • 〇 警察官に虚偽の犯罪通報をした場合〜虚偽告訴と軽犯罪法違反
          • モデル① 借金の督促をやめさせるため、貸主に刑事処分を受けさせる目的で虚偽の傷害を届け出、警察官に取調べをさせる
          • モデル② 借金の督促をやめさせるため狂言強盗の被害を届け出、警察官に虚偽の被害場所を探索させる
    • 第7章 社会の作用を害する罪
      • 1 放火
        • 〇 他人の軒下の自転車に火をつけ、家の一部に燃え移らせた場合〜放火と器物損壊
          • モデル① 被害者がすぐに消火し、サドルの一部が黒焦げ
          • モデル② 真横のバイクに延焼し、炎が家屋の軒下にもかかり、すすが隣家の庭に飛散
          • モデル③ ②の状態の後、軒下に延焼し一部炭化(それを認識)
      • 2 偽造
        • 1 通貨偽造・行使等
        • 2 有価証券偽造等・偽造有価証券行使等
        • 3 文書偽造・偽造文書行使
      • 3 各種条例違反
        • 1 児童と性交類似行為に及んだ場合〜条例違反と児童買春法違反
          • モデル① 学生証で満17歳と確認、「口で3」と言われ口淫に及び、3万円を支払う
          • モデル② 学生証で満17歳と確認、しばらく家に泊めることを条件に口淫に及び、3日間泊める
          • モデル③ 学生証で満17歳と確認、劣情を催して頼んだところ応じたため口淫に及ぶ
        • 2 客引きの場合〜条例違反と風適法違反
          • モデル キャバクラの営業に関し、経営者から依頼を受けた者が、手数料を受け取る約束の下で客引きをする
    • 第8章 外国人関係
      • □ 出入国管理及び難民認定法違反
        • 1 不法在留、不法残留
        • 2 偽造在留カードの提示
    • 第9章 電磁的記録、インターネット、サイバー関係
      • 1 電磁的記録に関わる罪
        • 1 不正作出関係
        • 2 わいせつ関係
        • 3 業務妨害関係
      • 2 インターネット、サイバー犯罪
        • 1 不正アクセス行為(不正アクセス禁止法違反)
        • 2 出会い系サイトの利用者及び業者の規制(出会い系サイト規制法違反)
        • 3 リベンジポルノの提供行為(リベンジポルノ防止法違反)
        • 4 インターネットオークションの規制(古物営業法違反)
    • 第10章 軽犯罪法
      • □ 軽犯罪法と刑法等との関係
  • 第2編 所持禁制品とその根拠
    • はじめに
      • 1 侵入具(特殊開錠用具禁止法違反、軽犯罪法違反)
        • 1 侵入具の規制の概要
        • 2 侵入具の所持、携帯
      • 2 規制薬物(覚醒剤、大麻、麻薬、シンナー、危険ドラッグ、各取締法違反)
        • 1 規制薬物の規制の概要
        • 2 規制薬物の所持
      • 3 刀剣類と刃物(銃刀法違反、軽犯罪法違反)
        • 1 刀剣類と刃物の規制の概要
        • 2 刀剣類の所持、刃物の携帯
      • 4 凶器(銃刀法違反、凶器準備集合・結集、暴処法違反、軽犯罪法違反)
        • 1 凶器の規制の概要
        • 2 凶器の所持
      • 5 拳銃等(銃刀法違反)
        • 1 拳銃等の規制の概要
        • 2 拳銃等の所持
      • 6 有害がん具(エアソフトガン、特殊警棒、メリケンサックなど、各条例違反、軽犯罪法違反)
        • 1 有害がん具の規制の概要
        • 2 有害がん具の携帯
      • 7 火薬類(火薬類取締法違反、銃刀法違反、爆発物取締罰則違反、軽犯罪法違反)
        • 1 火薬類の規制の概要
        • 2 火薬類の所持
      • 8 火炎びん(火炎びん処罰法違反、軽犯罪法違反)
        • 1 火炎びんの規制の概要
        • 2 火炎びんの所持
      • 9 爆発物(爆発物取締罰則違反、火薬類取締法違反、軽犯罪法違反)
        • 1 爆発物の規制の概要
        • 2 爆発物の所持
      • 10 武器(武器等製造法違反)
        • 1 武器の規制の概要
        • 2 武器の製造
      • 11 違法コピー商品(商標法違反、不正競争防止法違反)
        • 1 違法コピー商品の主な規制の概要
        • 2 違法コピー商品の所持など
      • 12 児童ポルノ(児童ポルノ法違反、有償頒布目的わいせつ物所持、リベンジポルノ防止法違反)
        • 1 児童ポルノの規制の概要
        • 2 児童ポルノの所持
      • 13 不正電磁的記録カード(不正電磁的記録カード所持)
        • 1 不正電磁的記録カードの規制の概要
        • 2 不正電磁的記録カードの所持
      • 14 コンピュータウィルス(不正指令電磁的記録取得等)
        • 1 コンピュータウィルスの規制の概要
        • 2 コンピュータウィルスの保管
    • 第3編 刑事法全般に関わる事項
      • 1 はじめに〜犯罪の成立
        • 1 構成要件該当性
        • 2 違法性
        • 3 責 任
        • 4 その他
      • 2 実行の着手と未遂(障害未遂と中止未遂)
        • 1 中止未遂の成立要件
        • 2 その他
      • 3 けんか闘争の擬律(正当防衛など)
        • 1 正当防衛の要件
        • 2 けんか闘争の場合
      • 4 責任能力(病的窃盗癖など)
        • 1 責任能力の判断手順
        • 2 病的窃盗癖(クレプトマニア)と責任能力の判断
      • 5 共同正犯(実行共同正犯と共謀共同正犯)
        • 1 共謀共同正犯と幇助犯の区別
        • 2 共謀からの離脱
        • 3 共犯と錯誤
      • 6 共同正犯と幇助犯(見張り行為)
      • 7 罪数論の基本(手続と交錯する場面)
          • Case1 一罪一逮捕一勾留の原則
          • Case2 公訴時効期間及びその起算点
          • Case3 二重起訴の禁止
          • Case4 一事不再理効
  • 参考文献

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