「立入検査、何だか怖いなあ…」「この言葉の意味、今更聞くに聞けない…」「とにかく査察が超ニガテ!」そんな皆様を全面バックアップ!これらを解決するヒントがこの本に詰まっています!!
消防の任務は火災から国民の生命を守ること、被害を軽減すること、傷病者を適切に搬送することです。
この消防の任務を遂行するために、消防法第4条では、消防職員は火災予防のために必要があるときは、関係のある建物に立ち入って、検査や質問ができると定められており、法律で立ち入ることを認めているのです。
このような強い行政調査権を持つため、消防職員はしっかりと消防の法律を勉強し、火災を予防するとともに被害を軽減するために必要な指導をしなければなりません。
そこで、この『見てわかる! ささつの本 自信を持って現場へGO!』では、消防の任務である火災予防のための立入検査と違反の改善指導(これらを総称し査察といいます。)について、主として採用後5年未満の若手職員が怖がらずに行えるように、今までの解説本とは違って、若手職員の目線で疑問に思うであろうポイントを取り上げ、イラストや写真、更には表を用いてわかりやすく解説するというアプローチをとりました。
また、過去の死傷者が発生した火災を教訓とし学ぶことで、消防法の改正の歴史も学ぶことができ、類似火災の予防に役立てることができると思います。
本書をきっかけに、多くの消防職員が「査察」に興味を持ち、レベルアップにつながればと思っています。
令和4年8月
福岡市消防局