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道路交通法改正情報
平成19年6月1日

平成18年中の交通事故死者数は6,352人と、昭和30年以来51年ぶりに6千人台前半まで減少しました。また、交通事故発生件数についても、過去最悪だった平成16年から2年連続で減少しています。

飲酒運転による事故も、平成13年の道路交通法改正により罰則強化等が行われたことから、発生件数は平成8年からの10年間で半減しています。しかし、平成18年の上半期には、前年同期に比べて飲酒運転による事故が増加しており、ここにきて抑止効果に陰りが見え、依然として飲酒運転の根絶には至っていません。


今回の道路交通法改正では、後を絶たない飲酒運転による事故の発生をはじめ、ひき逃げ事件の発生件数の増加、75歳以上の高齢免許保有者数の増加(平成17年の時点で10年前の約2.9倍に)、自転車が関連する交通事故の増加など、最近における道路交通をめぐる情勢に対応して、

等を推進し、交通事故の防止その他交通安全と円滑を図ることとしています。

1.悪質・危険運転者対策
  1. 飲酒運転に対する罰則の引上げ
  2. 飲酒運転幇助行為に対する罰則規定の整備
  3. 救護義務違反(いわゆるひき逃げ)に対する罰則の引上げ
  4. 免許の欠格期間の延長
  5. 運転免許証提示義務の見直し

2.高齢運転者対策
  1. 認知機能検査の導入
  2. 高齢者講習の受講期間の延長
  3. 75歳以上の高齢運転者の高齢者標識及び聴覚障害者の聴覚障害者標識の表示義務化

3.自転車利用者対策
  1. 自転車の歩道通行に関する規定の整備
  2. 児童・幼児を乗車させる際のヘルメット着用
  3. 地域交通安全活動推進委員

4.被害軽減対策

5.その他
  1. 駐車関係規定の見直し
  2. 安全運転管理者に関する規定の整備
  3. 外国運転免許制度の適用の拡大