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デジタル鑑識の基礎(下)

−証拠保全−

編著/監修
一般財団法人保安通信協会 編著
体裁
A4判・2色刷り  64ページ
本体価格+税
834 円+税
ISBN
ISBN978-4-8090-1398-0
C3055 \834E
発行日
平成31年3月20日
内容現在
平成31年1月31日
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本書の特色

フォレンジックの重要テーマを最もコンパクトに解説した入門シリーズ、3部作完結!


①「デジタルデータの証拠保全」に必要な基礎知識を、現場での具体的な初動対応や捜索・押収時の留意点にも踏み込んで解説!
②技術的な解説にとどまらず、記録要領などの実戦的な証拠保全のノウハウを、図表、チャートを交えて解説!
③コンパクトに64ページで解説。独習にも研修にも使いやすい構成。

はしがき

本書では、デジタル・フォレンジックにおける「証拠保全」について述べております。

そもそもデジタル・フォレンジックとは、「インシデントレスポンス(コンピュータやネットワーク等の資源及び環境の不正使用、サービス妨害行為、データの破壊、意図しない情報の開示等、並びにそれらへ至るための行為(事象)等への対応等をいう。)や法的紛争・訴訟に際し、電磁的記録の証拠保全及び調査・分析を行うとともに、電磁的記録の改ざん・毀損等についての分析・情報収集等を行う一連の科学的調査手法・技術」(デジタル・フォレンジック研究会)をいい、また、「犯罪の立証のための電磁的記録の解析技術及びその手続」(警察白書)と定義されております。

本書におきましては、ISO/IEC27037による「デジタル証拠の特定、収集、取得及び保全に関する指針(Guidelines for identification, collection, acquisition and preservation of digital evidence)」を主題として、デジタル・フォレンジックを実施する上で、特に重要となる手法・技術・手続について、当協会において1年間にわたり調査研究を行い、その成果として、エッセンスを凝縮して取りまとめたものです。

また、デジタル・フォレンジックにおける証拠保全に必要な知識・ノウハウについて、図表等を豊富に取り入れ、初心者にも読みやすく記述し、法執行機関担当者等の業務の参考となるよう工夫しました。

既に『デジタル鑑識の基礎』(上)及び(中)を上梓しているところですが、シリーズ3部作の最終巻として、『デジタル鑑識の基礎(下)』を上梓するものです。

関係各機関等における業務運営にとって、本書が少しでも参考になれば幸甚です。

平成31年2月吉日

一般財団法人保安通信協会
理事長  有馬 康之


シリーズ

デジタル鑑識の基礎(上)
  • 1 デジタル鑑識の概要
    • 1.1 デジタル・フォレンジックとは
    • 1.2 デジタル・フォレンジックが注目される理由
  • 2 デジタルデータの基礎
    • 2.1 デジタルデータの特徴
  • 3 コンピュータの基礎
    • 3.1 コンピュータの種類

デジタル鑑識の基礎(中)
  • 1 インシデントレスポンスの概要
    • 1.1 インシデントレスポンスとは
    • 1.2 情報資産と情報セキュリティインシデント
  • 2 デジタル・フォレンジック作業における初動対応
    • 2.1 デジタル・フォレンジックの作業フロー
    • 2.2 デジタル・フォレンジック作業における初動対応


目次

  • はじめに
  • 1  デジタル・フォレンジックの概要
    • 1.1 デジタル・フォレンジックの目的
    • 1.2 デジタル・フォレンジックの分類
    • 1.3 デジタル・フォレンジックの作業フロー
  • 2 証拠としてのデジタルデータ
    • 2.1 そもそも証拠とは
    • 2.2 「写し」による提出形態
    • 2.3 証拠として提出されたデジタルデータの原本性
    • 2.4 証明力(証拠力)と証拠能力
  • 3 証拠保全概論
    • 3.1 証拠保全の目的
    • 3.2 証拠保全作業従事者に求められるスキル
    • 3.3 証拠保全で用いられるデータコピー方法
      • 3.3.1 通常のデータコピーとフォレンジックコピーの違い
      • 3.3.2 フォレンジックコピーの種類
      • 3.3.3 物理イメージファイルの種類
    • 3.4 デジタルデータの同一性検証
      • 3.4.1 ハッシュ値とは
      • 3.4.2 ハッシュ値の固有性
  • 4 証拠保全作業の流れ
    • 4.1 ①:事前準備
      • 4.1.1 事前準備:コピー先ハードディスクのデータ消去
      • 4.1.2 事前準備:コピーツール付属品の動作確認
      • 4.1.3 事前準備:工具備品類
      • 4.1.4 事前準備:記録用紙
      • 4.1.5 事前準備:情報収集
    • 4.2 ②:物品の押収/回収
    • 4.3 ③:ハードディスク取り外し
    • 4.4 ④:データコピー
    • 4.5 ⑤:ハードディスク取り付け
    • 4.6 ⑥:物品の返却
    • 4.7 ⑦:コピー先ハードディスクの取り扱いについて
  • 5 証拠保全ツールに求められる機能要件
  • 6 証拠保全方法の選択
    • 6.1 ハードディスクの取り外しが可能なパソコンへの対応
    • 6.2 ハードディスクの取り外しが困難なパソコンへの対応
    • 6.3 ソフトウェアによる証拠保全/データコピー
    • 6.4 ファイルレベルでのデータ取得について
  • 7 揮発性情報の取得について
  • 8 モバイル端末のデータ取得について
    • 8.1 初動対応での注意点
    • 8.2 データ取得方法
    • 8.3 データの格納先
    • 8.4 モバイル端末データのハッシュ値
  • 9 セキュリティ設定への対応
    • 9.1 BIOSパスワード(Power-on Password)
    • 9.2 ハードディスクパスワード
    • 9.3 ハードディスク(デバイス)暗号化
    • 9.4 フォルダ/ファイル暗号化

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